ケンドーコバヤシは同期の陣内を殺しかけた

芸人のケンドーコバヤシは養成所で同期の陣内とは仲がよかった。クラスが違うので劇場のオーディションの時に顔を会わしたのだが、最初陣内は、
「小林ちゅうヤツはおまえか！」
という感じで、もの凄い怖いキャラであった。
その後、二人は、意気投合し毎日ドライブするほどの親友になる。ある時一週間ほど、陣内がコバヤシのアパートに居座った事があった。ある朝コバヤシが仕事に行こうとすると、
「じゃあ俺は寝てるわ！」
と言って陣内は寝始めた。頭にきた小林は、寝ている陣内を室内に閉じ込め、暖房を最強にしてリモコンを隠し、ドアにはつっかえ棒、隙間にはめばりをほどこした。仕事を終え先輩に食事をご馳走になっている時、陣内の事を思い出した。つっかえ棒をはずれ、中に入ってみるとしわしわになった陣内がうなだれて座っていた。

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