怪異証言 従兄弟
怪異証言 従兄弟
分類・本人体験談
場所・東京都
氏名・鯛夢さん
職業・漫画家
年齢・30代
性別・男性
体験時期・2002年か、2003年頃
ホラー漫画家の鯛夢さんは、過去に一度不思議な体験をしている。
今から、7~8年前の事。
親戚から電話がかかってきた。
「一昨日からあの子に連絡が取れないんだよね」
「あぁ、いいですよ。見て来ます」
その頃、自分の家から四駅先に従兄弟が住んでいた。その従兄弟に連絡がつかないというのだ。
少々嫌な予感が胸を過った鯛夢さんは、妻を連れて車で行ってみることにした。
従兄弟のアパートに着いたが、部屋のドアはしっかりと内側からカギが掛けられ、何度呼び鈴を押しても反応がない。
「ドンドンドン」
ドアを叩いても、人が出てくる気配がしない。
「すいません。○○です」
20分位はドアの前で粘っていたが、埒が明かない。
「しょうがない、帰ろう」
鯛夢さんが、妻に声をかけ、踵を返しかけたとき、
「カチャン!」
内側からカギが外される音がした。鯛夢さんと妻は顔を見合わせた。
(なんだ今まで寝てたのか)
アパートの中に入ってみたが、カギを開けてくれたはずの従兄弟がそこにいない。
(ええっ、まさか!)
鯛夢さんは、もはや従兄弟がこの世にいないことを悟った。
――――奥の部屋に従兄弟の亡骸が横たわっていた。
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分類・本人体験談
場所・東京都
氏名・鯛夢さん
職業・漫画家
年齢・30代
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体験時期・2002年か、2003年頃
ホラー漫画家の鯛夢さんは、過去に一度不思議な体験をしている。
今から、7~8年前の事。
親戚から電話がかかってきた。
「一昨日からあの子に連絡が取れないんだよね」
「あぁ、いいですよ。見て来ます」
その頃、自分の家から四駅先に従兄弟が住んでいた。その従兄弟に連絡がつかないというのだ。
少々嫌な予感が胸を過った鯛夢さんは、妻を連れて車で行ってみることにした。
従兄弟のアパートに着いたが、部屋のドアはしっかりと内側からカギが掛けられ、何度呼び鈴を押しても反応がない。
「ドンドンドン」
ドアを叩いても、人が出てくる気配がしない。
「すいません。○○です」
20分位はドアの前で粘っていたが、埒が明かない。
「しょうがない、帰ろう」
鯛夢さんが、妻に声をかけ、踵を返しかけたとき、
「カチャン!」
内側からカギが外される音がした。鯛夢さんと妻は顔を見合わせた。
(なんだ今まで寝てたのか)
アパートの中に入ってみたが、カギを開けてくれたはずの従兄弟がそこにいない。
(ええっ、まさか!)
鯛夢さんは、もはや従兄弟がこの世にいないことを悟った。
――――奥の部屋に従兄弟の亡骸が横たわっていた。
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