太古のクジラは4本足で陸上を歩いていた!その化石を発見

広い海に生息する、世界で一番大きいほ乳類、クジラ。クジラ類は足の骨の名残があることから、かつては陸上に生息していたが、天敵から逃れるためなどで海へ進出していくようになり、水中での生活に適応した体を持つに至ったとされている。
そんな初期のクジラ、まだ陸生で水辺での生活に適応してきた頃のクジラの化石がエジプトで発見された。
「フィオミケトゥス・アヌビス(Phiomicetus anubis)」と名付けられた「陸生クジラ」は体長3メートル、体重600キロ。大きな鼻と強力な顎で獲物を捕らえ、4本の足で泳ぎ、水から上がって陸地を歩くことができた…(続く)

