山口敏太郎タートルカンパニーの看板犬 anちゃん天国へ、お別れの言葉「またね!」
山口敏太郎タートルカンパニーの看板犬 anちゃん天国へ、お別れの言葉「またね!」
ブログ妖怪王、山口敏太郎公式ツイッター、山口敏太郎公式facebookの読者、ファンの皆さん、また弊社の取引先企業、関係者の皆さんにお知らせがあります。
弊社の看板犬のanちゃん(10歳 ♀ シーズー)が天国に行きました。事務所やイベント、撮影の現場で愛想を振りまき、皆さんにかわいがってもらいましたが2014年12月19日(金)午後永眠しました。
本当におとなしく人懐っこい良い子でした。この三日間、僕つまり山口敏太郎とかみさんは涙が止まりません。泣いて泣いて泣きつかれて、今は心に大きな穴があいています。たかが犬かもしれませんが、僕ら夫婦にとっては家族でした。
この日、僕は13時過ぎに自宅を出て、事務所で打ち合わせや執筆を行っていました。かみさんも僕より、数分遅れて飯山満さん42歳の取材に立ち会っていました。取材が終わり、かみさんが16時過ぎに自宅に帰ると、
シーツの上にうんこをしてanが眠ってしました。
anはよくお漏らしをする子でした。
(また、やってしまったのね)
かみさんはそう思って汚れたシーツを取り替えましたが、anは動きません。
「anちゃん、どうしたの?」
何度呼びかけてもanは動きません。
「どうしたの?気分が悪いの?」
かみさんは、anが気分が悪くて気を失っていると思い、事務所の僕に電話をしました。
「anがおかしい、意識がない」
最初僕はランと聞こえたので、いたずらっこのラン(7歳 ♀ ミックス)が誤飲をして体調を崩したのかと思い、急遽車で自宅まで向かいました。
(ランの奴、またいたずらしたのかな、うんこで出てくれば良いのだけど)
そんな軽い気持ちでした。
車で自宅に戻る途中。かみさんから二回目の電話がありました。
「anが死んじゃった…」
抑揚のないかみさんの声が脳裏に残りました。
「はぁ…?」
頭で理解が出来ません。
「anが死んじゃった…」
かみさんが二回繰り返しました。
「死んだ…、anが死んだ? 気分が悪いだけじゃないのか」
運転しながら僕がパニックになりました。体調が悪いだけではないのか。死んだなんて嘘じゃないのか。
「あーーーーーーーん あーーーーーーん」
何度も車中で絶叫しました。わんこの娘としてかわいがってきたanが死んだなんて、そんなの嘘だ、そう思いたかったのです。
車を駐車場に止め全速力で自宅に入り、何度も叫び家の中を走り回りました。
ですが、かみさんとanはいません。
「お父さん、大変なことになったよ」
そう言いたげにランが駆け寄って、僕に飛びついてきました。老犬のココアもオロオロしています。
「あーーーーーーーん」
何度もかみさんの名前とanの名前を呼びました。
よくやく、かみさんと電話がつながり、車を待ちきれず外に出ていたのです。
「あっ、ダメだ」
かみさんに抱かれたanの体が弛緩し、ぐねぐねと揺れています。これは意識がないレベルではない。完全に亡くなっている。
僕はへたり込みそうになりながらも、かみさんとanを車に乗せて、主治医の元に向かいました。
主治医のもとにつき、見てもらいましたが、当然既に死んでいると言われました。かみさんが号泣しています。
「せめて死因を教えてください」
僕はそう言いました。先生の話によるとanの顔が苦しんでいないこと、発見時脱糞はあったもののシーツの乱れなかったことから、心臓発作や喘息発作ではなく、脳に原因があるということでした。
「多分、脳梗塞です」
主治医はそう教えてくれました。
つまり、僕やかみさんが事務所にいった3時間の間で脳梗塞を起こしたようなのです。
「あたしたち、anを看取ってやれなかった」
かみさんは自分を責めました。ですが、もし僕らのうちどちらかが現場にいても助けることは出来なかったでしょう。
「anは一人で逝ってしまった」
かみさんは何度も自分を責めました。
しかし、10歳と言っても人間で言えば60歳近くであり、脳梗塞で逝ってしまっても不思議ではない年齢です。小型犬の平均寿命が14,15歳である今、確かに早いかもしれませんが、これもanの寿命だったのかもしれません。
車に戻った後、かみさんがポツリと言いました。
「あたしたちが、anに取りすがって泣いているとき、看護婦さんがほかの患者を入れなかった。ありがたい配慮だったわ」
あぁ、そんな気遣いがあったのかと、僕は嬉しく思いました。
そのまま、anを抱いてしばらくドライブしました。
大好きだった散歩コース、きつかった坂道、そして大好きだった事務所。
事務所には、anを入れる棺がわりになる段ボールをとりにいきました。事務員のAくんが手を併せてくれました。
「看取ってないことないですよ。こうやって看取ってるじゃないですか」
その言葉が心に響きました。ネットで犬の葬儀場を調べました。1年11ケ月前、anの兄弟犬ぷりん♪のお葬式をやった場所を見つけ予約しました。
その後、anのボーイフレンドだったぶーちゃん(シーズー犬 ♂)に、お別れの挨拶に行きました。
眠っているanの姿を見て、ぶーちゃんは何かブーブーしゃべっています。
「anちゃんが亡くなったこと、わかってるのね」
ぶーちゃんのお母さんがそう言いました。これがanのボーイフレンドとのお別れです。
他にもマロンのお母さんやクロちゃんのお母さんにも報告しました。
お友達みんなにさよならをしました。
「先にいったお兄ちゃんのぷりん♪が守ってくれるかな」
「ぷりん♪はシスコンだったからね」
その夜、かみさんは明け方までanを抱っこしていました。
最期の抱っこです。
anはわんこ雑誌の表紙を飾ったことがあります。僕のコネでなく実力で。でも男の子という設定にされましたw
↓
僕はanをかわいがってくれた箱ミネコさんと息子のたきちゃん、最期anが事務所でお世話になった水木ノアさん、事務員だったUちゃん、社員のSさんにも電話しました。
ノアさんはweb番組の前にも関わらず、anのために大泣きしてくれました。皆さん、ありがとう。
最近、愛猫を亡くした弟からも電話をもらいました。
「何か、厄を持っていってくれたのかもしれないよ」
弟の娘、姪っ子たちにもanは可愛がってもらいました。ありがとう。
夜中に出先からanのペットシッターだったMさんが駆けつけてくれて玄関で抱っこしてくれました。大好きなMさんに抱かれてanも嬉しそうでした。
「まだ、生きているみたい」
Mさんはそう言いました。確かに僕の目にもanの目が大きく見開かれたように思えたのは事実です。
社員たちには大切なライブを控えた牛抱さんには終わるまで伝えないように言いました。その理由は、よくanと遊んでくれた牛抱さんに心理的な動揺を与えたくないというかみさんの要望があったのです。
牛抱さんには、ライブ後、手紙を渡すように社員にかみさんが言いました。
翌朝、9時anを荼毘に付しました。
anはさっぱりした性格でしたので、キャラの濃いぷりん♪とは違って不思議な現象はまったくおきませんでした。
「あいつらしいな」
僕はそう思い、anが煙になってあがっていく空を見ていました。それでも、かみさんの涙は止まりません。
その後、anが天国で迷子にならないように、慈童さんのお寺に参拝しました。あいにく、慈童さんは法事で忙しかったのですが、神仏にanの事を頼みました。
その日もペットシッターのMさんが駆けつけてくれました。また同じペットシッターのSさんから花が届きました。
「この花、anみたい」
かみさんがようやく泣き顔で笑いました。アレンジした花はまるでanの笑顔のようでした。
「似てるね」
anの葬式の翌日、僕はUFOイベントでみんなの前で笑っていました。どんな時でもプロは仕事はやらねばなりません。
anはこうして天国に行きました。皆さん、長らく可愛がってくれてありがとう。
anからのメッセージを届けます。
「さよなら、またね」
我が家の愛犬シリーズ シーズー犬anお別れ またね。
文・anちゃんのお父さん山口敏太郎
☆anからのありがとうとさようなら。
あーりんさん、ありがとう。
盗聴バスター渋谷さん、ありがとう。
もりとみ舞ちゃん、ありがとう。
はかるさん、ありがとう。
ドラゴンジョーくん、ありがとう。
渡辺まちこさん、ありがとう。
吉村さん、ありがとう。
牛抱せん夏さん、ありがとう。
南部イチヒコくん、ありがとう。
中沢健くん、ありがとう。
十四代目トイレの花子ちゃん ありがとう。
國立ちゃん、ありがとう。
野中ひゆちゃん、ありがとう。
楊先生、ありがとう。
箱ミネコさん、たきちゃん、ありがとう。
遠藤桟くん、ありがとう。
植松くん、ありがとう。
梅田さん、ありがとう。
水木ノアさん、ありがとう。
疋田紗也ちゃん、ありがとう。
桜井聖良ちゃん、ありがとう。
芳久くん、ゆきちゃん、みきちゃん ありがとう。
宮山さん、スヌックさん ありがとう。
ぶーちゃん、クロちゃん、ムサシくん、インディくん、さくらちゃん&ぷーちゃん姉妹、だいすけちゃん、あるちゃん、ポポちゃん、しゅんちゃん、シェルちゃん、ありがとう。
社員のAくん、Sさん、Hくん、ありがとう。
キコちゃん、マロンちゃん、リクちゃん、グラちゃん、チェリーちゃん、天国で遊んでね。
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元気な頃のanの姿。
anとぷりん♪が、ライバル犬くまちゃんと戦いゴッコ
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