夢子のちょっとゾワッとする話「知らないあの子」
これは私が小学校一年生の時に経験した出来事である。
夏休みを使って私は中部地方の叔父夫婦の家に遊びに行きました。叔父夫婦の家には子供がいません。子煩悩な夫婦で特に叔母は私を自分の娘のように可愛がってくれました。
叔父夫婦の家は、山と畑に囲まれた自然豊かな場所にあります。人口も少なく町の人はみんな知り合い。とてものどかな所です。お昼は のんびり道を歩きながら虫をとったり花をつんだりしていました。
少し離れたところに同世代の男の子が3人、楽しそうに走り回って遊んでいました。「いいな」と横目で見ながら私はひとりでブラブラ歩いていました…(続く)