永久凍土に保存されていた古代のクマが発見される…が新たな謎が!

シベリアの永久凍土からは時折氷漬けになった状態で、既に絶滅してしまった生物が発見されることがある。
2020年にシベリアのリャーホフスキー諸島で発見された古代のクマは、全身を覆う茶色の毛皮から軟組織や内臓までほぼ完璧に残されているという、研究者にとっては実に魅力的な発見であった。
当初、科学者たちはこのクマが約2万4000年前に絶滅した太古のクマ「ホラアナグマ(Ursus spelaeus)」だと考えていたが、ロシア北東連邦大学の研究者による再調査の結果このクマは現代のヒグマと同種であり、わずか3000年前のものである可能性が高いことが判明した・・・(続く)

