キリスト教とカニバリズム

【最後の晩餐】
賢明なATLAS読者はご存知だろうが、キリスト教の聖書によると、イエス・キリストは最後の晩餐の後に逮捕されて、十字架の磔刑になった。
そして、現在も最後の晩餐はキリスト教会で「主の聖餐」として伝統的に受け継がれている。司祭によって、聖化されたパンは、パンのままでイエスの肉となり、赤ワインは、赤ワインのままでイエスの血となり、信徒たちはそれを食べることで、イエスの体や血を取り込み、イエスの体である教会と合体する、という儀式だ。
ヨハネによる福音書53説によると、イエスは最後の晩餐で次のように語っているという。
「わたしは命のパンである。あなたたちの祖先は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。しかしこれは天から降って来たパンであり、これを食べる者は死なない。わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは世を生かすためのわたしの肉のことである」(第六章46節から) ・・…(続く)

