木登りのために進化した?「ダチョウの足」を持つジンバブエのドマ族
ジンバブエのカニェンバ地方に住むドマ族(バドマ族、バントワナ族とも)は「ダチョウ足族」とも呼ばれている。
ダチョウは猛スピードで駆け抜けることを可能にする独特な形状の足を有しているが、この部族の人々はダチョウを思わせる奇形の足をしているという。
ロブスター・クロー症候群と呼ばれる遺伝子変異で、生まれつき指が1本以上欠けているという特徴がある。ドマ族では主に足の人差し指、中指、薬指がなく親指と小指の2本が大きく発達し、それぞれの指が内反しているという形状をとる。これは7番染色体の突然変異による常染色体優性遺伝であり、ドマ族の4人に1人の割合で見られると言われている…(続く)