フランス人技術者、ゾディアック事件の残された暗号をついに解読?(前編)
アメリカで有名な未解決殺人事件の一つが「ゾディアック事件」だ。
1960~1970年代にかけてカリフォルニア州北部で発生、住民を恐怖に陥れた連続殺人事件で、サンフランシスコのベイエリアでは少なくとも5件の殺人と数件の殺人未遂が行われたとみられている。
通称「ゾディアック」と呼ばれた犯人は、奇妙な暗号や犯行声明を残したことでも知られている。
そんなゾディアック事件の犯人が残した暗号のうち、有名なものである「340暗号文」が解かれたのは昨年末のこと。こちらの暗号は米紙サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)に1969年11月に届いたもので、340の暗号や記号が17行にわたって並べられているという非常に複雑な暗号だった…(続く)