奇妙な行動から、異様なコレクションまで…「宮沢賢治」のとんでもエピソード
『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』などで知られる宮沢賢治は、日本を代表する詩人・童話作家として、現在でもきわめて人気が高い。2023年に上映された『銀河鉄道の父』(原作:門井慶喜)は、父親の視点から描いた賢治や家族を描く作品として話題となったほど、彼はその人間性や作品を通して今もなお人々を魅了する人物である。
そんな宮沢賢治は、とても奇行が多いことでも知られている。小学生時代、彼の友人が廊下に立たされ両手に水の入ったヤカンを持たされていた時、彼は「つらそうだから」という動機でその水を全て飲み干したという。ただ、このような逸話については、彼の持っていた仏教の信仰もあり「仲間思い」という風に見ることはできるだろう。だが、当然ながらこれだけではない…(続く)