【山口敏太郎現地レポート】「キリストの墓」は真実なのか?それとも…
青森県新郷村にて「キリストの墓」と認定された十代塚と、その周辺に伝わる伝承などについては、奇妙な一致点もあるものの幾つかのユダヤ=戸来村の証拠は状況証拠にしか過ぎず、所詮は昭和初期に生み出された、いかがわしい偽史が生み出した現代の伝説だと、筆者・山口敏太郎は思っていた。
だが百聞は一見にしかずである。驚くべき事に、キリストの墓の横には、イスラエル大使館が立てた記念碑が建立されているのだ。
国家機関がいちいち宗教家のネタに付き合うだろうか。また、新郷村とエルサレムは姉妹都市であることもわかった。やはり、イスラエルは本気で、新郷村と付き合っているのだ。数年前には、なんとエリート官僚であるはずのイスラエル大使が来村しているという。
これはどういう事だろうか。
なんちゃってスポットを楽しむ気分で訪問した筆者は、複雑な気分になった。キリストの来日伝説はともかく、かつてユダヤ人が来日し、この村に定住したという伝説は、ある一定の評価をイスラエル側がしたという事なのだろうか・・・(この続きはこちらから)