『平将門の呪い』の結界(前編)

日本の呪術について書き進めて行く上で、触れねばならないのが「関東の覇者・平将門」ではないだろうか。
かつて、将門は天皇に向こうを張り、新皇と称し、関東一円を独立国にしようとした。反逆のアンチヒーロー、それが平将門である。今はやりのダークサイドの走りともいえよう。
当時の将門は、関東をまるで独立国のように扱い、各地の国司を朝廷とは別ルートで任命し、自らを中心とした国家体制を整備しつつあった。これはあきらかに朝廷に対する挑戦であり、天皇への反抗をここまで露骨にやったのは、日本史上南北朝時代の足利尊氏と平将門しかいない・・・(この続きはこちらから)

