インドネシアのキナバル山は、祖霊の還ってくる霊山である。
インドネシアのキナバル山は、祖霊の還ってくる霊山である。
キナバル山の「キナバル」とは、死者(祖霊)が還ってくる場所であるという。別の説で、マレー語でキナは中国、バルは未亡人という意味であり、中国人の王子と未亡人の伝説が山の由来だともいうが、この説は弱いとされている。
キナバル山麓は、降水量が多く畑で稲を栽培することができる。この霊山はドゥスン族という少数民族が守っているが、スマザウという踊りで、悪霊祓いや山への感謝を表現する。
もちろん、霊山なので入山する前には、鶏などを捧げ呪術師が無事を山の精霊に祈る。
インドネシア
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