「魔の踏切」
仕事に追われて大変ご無沙汰してしまい、齢91となってしまいましたYOROと申します。
先日、子供のころに経験した嫌な出来事を思い出したのでメールさせて頂きました。近々の事なので不謹慎とお叱りを受けるのではと思ったのですがご一読ください・・・。
3月12日、私が夕食の支度をしていると、妻が見ていたTVから「16時06分ごろT線で人身事故が発生した模様です。運転手は線路に子供が立っていたと話しており・・・」と言うような感じのアナウンサーの声が聞こえてきました。
私は、「子供が立っていた」と言うアナウンサーの言い回しが妙に心に引っ掛かり、夕食を終えるとすぐにPCでニュースを検索したのでした。ヒットした結果は、3月12日16時6分T線K駅~T駅間で線路内に子供が立っており、ブレーキが間に合わずに11歳の男の子が事故にあったとありました。・・・
嫌な予感があたっていました。
実は、私が11歳の時に同じ場所で電車にひかれそうになったのです。おそらく、学校も同じだと思うのです。
私11歳、転校して間もなくの事でした。学校で仲良くなったT君と遊び、この現場のすぐ近くまで来た時の事です。T君が何故か急に怒りだして「もう遊ばない!帰る!」と帰ってしまいました。
私にはT君がなぜ怒りだしたのかがさっぱり分からなくて、唖然として見送っていました。どう考えてもT君が怒るようなことは言ってはいないと思った私は、ジワジワと怒りがわいてきて「何だアイツ?こっちこそ、もう遊ばねぇから!」などとブツブツ言いながら自転車に飛び乗り、ほど近い小さな遮断機の無い踏切を渡りだしました・・・(つづく)