現代日本でも報告されている河童目撃例を追う!<その他の地域編>
我々日本人にとって、最も親しみぶかい妖怪が河童である。この河童は単なる昔話や伝説の存在ではない。リアルな生き物として、現代でも各地で目撃談や生存の噂が絶えない。
つまり、妖怪として伝承され、近代においては未知生物へ昇格した稀有な存在なのだ。前回は岩手県の事例を取り上げたが、今回は他の地域の事例を紹介したい。
【事例1】
北海道在住の某氏は、教育関連の仕事につき、北海道の民話を採集している凄腕のフィールドワーカーである。彼は、北海道内にて昭和40年に河童を目撃した人物から、その体験談を聞き取った。某氏のお宅の裏に奇麗な沢がある。そこには、イワナやヤマメがいた。あるとき、ぴちょん、ぴちょんという音が聞こえてきたので、窓から裏を覗くと裸の子供が川遊びをしていた。外に出てその赤い色をした子供に近づくと、その子供は澤向うの藪の中に消えた。近所の人に話すと、それは河童であろうということになった・・・(この続きはこちらから)