直線的な時間と円環的な時間 ――日本の気候が育んだ時間感覚が謙虚で職人肌の日本人を作りだした
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日本人は時間を円環的に捉えている
西洋では時間を直線的なものとみなすのに対し、東洋では円環的なものとみなしてきた。
ここでいう直線的時間とは、2020年の翌年が2021年、さらにその翌年が2022年……というように過去から未来へ一方通行で流れていくこと。一方、円環的時間とは毎日繰り返す24時間の時の流れや、毎年繰り返す12ヵ月の時の流れのことを指す。繰り返すから「円環」ということだ。
これは人が時間をどう認識するかという違いであり、東洋の中でも特に日本では四季の変化がはっきりしていることもあって時間を円環的に捉える傾向が強く見られる・・・(続く)
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