遠野・最恐心霊スポット「山伏屋敷」の伝説(3)

見えない何かによって首を絞められているのだ。物凄い力で、喉に圧力がかかっていく。錯覚などではなかった。見えない何かがいて、それは息の根を止めようとする明確な意志を持っていた。社長は必死に見えない存在を振り払うと、職人たちに向かって叫んだ。
「みんな、逃げろ! ここはやばいぞ!」
得体の知れない恐怖感に駆られ、屈強な男たちは全員、屋敷を飛び出した。ご主人が話し終える頃には夜も更け、民宿は静まりかえっていた。
「ご主人、なんでまた、その廃屋に霊がとりついたんでしょうか」
主人は頭を捻るとこう答えた。
「知人でもある屋敷の所有者に聞いたんですが、彼が住んでいた頃からポルターガイスト現象が頻発したんだそうですよ」
「なるほど、岐阜の幽霊団地騒動みたいですね」・・・(この続きはこちらから)

