岸田劉生『ばけものばなし』の妖怪「かあにょろ」「笑いおかめ」 「ぞべら」

画家の岸田劉生が書いたエッセイ「ばけものばなし 」(改造 第六感第九号 1924年発表)は約100年前の日本人の妖怪に関する感覚が綴られている。幽霊は怖いが妖怪はかわいいと言う現代人にも通ずる部分があったり、妖怪と幽霊の違いについて述べられたりしている。
文章には岸田の心霊体験も記載されている。岸田が寝ていると布団の近くに手で顔を被った女が現れた。女はざんばら髪であり、腕と手だけが鮮明であり、下半身は不鮮明であった・・・(この続きはこちら)

