象牙と黄金で出来た美しい巨像 世界七不思議の一つ「オリンピアのゼウス神像」
紀元前2世紀に古代ギリシャの数学者フィロンは、当時世界に存在した7つの代表的な建造物を「世界の7つの景観」という書物にまとめた。
いずれも当時の人々の間ですら伝説的に考えられており「世界の7不思議」と呼ばれた。そこに紹介された建造物のうちエジプトのギザの三大ピラミッド以外は現存しておらず、文字通り不思議に満ちた建造物となっている。
中でも美しい建造物だったとされているのがギリシアの古代都市オリンピアに存在した神殿のゼウス神像だ。ゼウス神殿は紀元前456年に総大理石で完成し、この神殿の最奥部に彫刻家フィデアスが建造したという彫刻があった・・・(この続きはこちら)