ナチスの核開発を示す謎の「ハイゼンベルク・キューブ」
世界初の原子爆弾の開発に成功したのはアメリカだが、実はナチスドイツも核兵器を使って連合国に勝利することを目指し、独自の核開発計画を進めていたとされている。
パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)に保管されている「ハイゼンベルク・キューブ」と呼ばれるウランの塊は、この時代に残された数少ない遺物の1つであり、ドイツの核開発プログラムの遺物ではないかと長年にわたって研究されてきたものだ。
今回、科学者たちはこのキューブと核開発プログラムの関連性を証明すると同時に、米独間の核軍拡競争についても新たな知見を得ることができそうだと発表した…(続く)