実は貴重な発見だった!9世紀のバイキングが残した「世界最大のウンコ」

世界中には奇妙な化石や鉱物が存在している。その中でも極めつけがコプロライト、糞便の化石だ。
単なるウンコと思うなかれ、成分を分析することで対象が何を食べていたか、病気にかかっていたか等が伺える立派な史料となっている。なかでも史上最大の人糞とされるものが、イギリスのヨーク・バイキング・セントラル(Jorvik Viking Centre)に保管されているコプロライトだ。
この標本は、ヨーク考古学トラストが1972年に行った発掘調査で出土したもので、長さ20cm、幅5cm。約9世紀のバイキングの男性の“ドでかいウンコ”といわれている。1991年同団体の古文書学者Andrew Jones博士は 「これは、私が今まで見た中で最もエキサイティングな排泄物の一部です。それなりに、王冠の宝石と同じくらいかけがえのないものです」と述べている・・・(つづく)

