今日の夕夜

ニャンコ大好き。相棒はサイベリアン!

何もしてないようでしてる

2008年02月03日 06時11分19秒 | Weblog
家人から読んでみよとハードカバーの本を渡された。
家人は全然世話をしないくせに(よくあることだけど)猫が好きで、猫の本をよく読む。
で、持ってきた本は町田康著「猫のあしあと」。
ベストセラーになった「猫にかまけて」の第2弾らしい。

その日は半年位は足るつもりの原稿用紙やペン先やスクトンなどの画材を、送料と手数料が無料になる位は大量にネットで注文し、まだ使わないつもりだけど、ないと困るし安く手に入るならこの機会を逃してなるものかと、またもやオークションでPS2のコントローラーを落札し、その他の手続きをした。

疲れて寝ていたら、誰か来たけどめんどくさかったので居留守を使ったら、宅急便だった。出版社からの多分使った原稿が返却されてきたのだろうけど、配達屋さんには申し訳ないことをしましただ……。
ほかにも近日中に判断しなければいけない手紙や、早くも確定申告に使うための去年の分の原稿料の明細が届いて、思いっきり脱力………・。

変な時間に寝たら夜中の3時に目が覚めたのですが、どうにも部屋が寒くて指がかじかみペンはもてそうにないなーとコタツで丸まっていた(エアコンはつける気なし)所、読めと言われて渡されていた本のことを思い出し、ちょっとだけと思いつつページを開くと、予想通りに全部読んでしまった。

実は延々と本の感想を書いたのだけど、あまりにも長すぎるので消しました。
ネコの事、知りたい人はこの本読んでください。
読んでよかった、と思う本です。

読んでる最中、去年死んだ花ちゃんのことを思い出した。
もうすっかり大丈夫だと思っていたけど、作者が必死で病気のネコを助けるくだりは、自分もそうだったなと思い出して。
何度病院で泣いたっけな……。
検診やお薬をもらうために来てる人たちは和気あいあいと、自分の可愛いペット自慢ができる待合室も、苦しむ花ちゃんを連れてる私だけ、一人ぼっちで悲しかった。
全力では、助けられなかったと思う。ほかにもできたことは絶対あった。
でもあの時の私にはそれしかできなかった、とも思う。

今私が足を突っ込んでいるコタツには、そろそろ?14歳になるだろうエリー♀と、4歳の元気盛りなスズ♀が眠ってる。
今のところ、2匹とも問題なく元気だ!
なにかあった時、どれだけのことをできるかはわからないけど、少なくともこの子たちが生を全うしてちゃんと逝くまで、私はこの子たちのために生きて働いて、世話をしてやらないとと決めている。
だから世界中のネコを助けることはできないけれど、この子たちだけはなにがなんでも守ると決めてる。
年齢的にいっても、もう今から可愛い赤ちゃんネコや子犬を飼う余裕は、私の寿命からしてないだろうからね(いや、平均寿命からするとまだ全然いけるんだろうけど、自信はない)。

人間はさ、すばらしい生き物だけど、同じだけしょーもない!ものでもあると思う。自分たちを生かすのを最優先にするだけならともかく、欲のために余計なことまでするから、自然が壊れ、自分ら以外の種族が滅んでいく。
裕福すぎて自らを壊してもいるしね。
一度絶滅すればいいと思う。地球のためにも、人間のためにも。
ていうか、そういうサイクルになってるものかなとも思うね。

この本を読んでて、久々に思い出し泣きをしていると、近くでネコが鳴いた。
半年は全然なにもなかったのに、今、この本を読んでるときに。
しかもその声は花ちゃんに似てる。

もうそろそう発情期なのかもしれないし、たまたま声の似た子が鳴いただけなんだけど、この本を読んでそういう気持ちな時にこんなことがあると、アホみたいになにか理由があるような気がする……などと思ってしまいます。
偶然なのはわかってるんだけどね。
コメント
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