クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

アシュケナージ

2013-08-27 08:15:41 | 音楽
アシュケナージのマズルカ全集



サンソン・フランソワのマズルカ全集


ホロヴィッツのショパン

以上の三枚聴くと昔よく聞いたマズルカは何とアシュケナージの演奏がアーティキュレーションに全く違和感なく体に染み込んできました。そんなところからアシュケナージの演奏が私の体幹の中に染み込んでいて他の演奏を判断しているものと思われます。

ただし、中学の頃はミケランジェリの弾くショパンに感銘を受けていたような記憶が残っていたりする、テンポルバートを最小限におさえたまことに丁寧な演奏だったかも。


今回ホロヴィッツのマズルカを聞いて彼の音色の多さには目を見張るものがあることに気がつかされました、アシュケナージは録音のせいなのかピアノがヤマハに聞こえてくるのです。音がつぶれて和音が綺麗でないしメロディーと伴奏もホロヴィッツの音色数と比べると遥かに少ないように聞こえます。もちろん演奏は素晴らしいのですが。

ホロヴィッツの人間離れしたテクニックがどんな演奏の時も指がコントロールされて極上の響きを構築しているのと思われます。

その昔綺麗にピアノを鳴らす方法を考えていた時
単音の場合弾く前にその綺麗な音が想像できること!いわゆる良いものを見たり聞いたりする経験は絶対に必要だと感じたりしていました。
和音の場例えば四和音の場合それぞれがどう関わるかを一個一個増やしながら倍音を崩すことなく左手の小指の音の上にメロディーになる音をどのようなバランスで積み上げていくかを普段からよく訓練しないと身につきません。

そのようなことをこれら偉大な演奏家の音を聴きながら考えていたことが懐かしいです。

Kakishima
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする