![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/9c/054ab4f54108e1728e9c675f688e36f0.jpg)
脊椎損傷障害者『日々のつぶやき05』
受傷時と10年後の現在では身体の感覚がずいぶん軽くなったのは大変助かってるところです。
10年前は私の身体は24時間相撲取りの曙に抑え込まれているかのように、はたまたコンクリ漬けにされているかのごとく重くて不快な身体でしたが今現在は部分部分は自分の身体があることを感じ、動きはしませんが突拍子も無い身体感覚ではなく睡眠時は結構身体も軽く感じるようになってきました。おかげで4時間ほど連続で寝られるときも稀にあったりします。未だに辛いですが10年前よりずいぶん楽になったと思います。
先日ピアノの生徒だった人が遊びにきてくれて混乱しながら尋ねてきたのだと思うのだが
「事故後幸せですか?」
微妙な日本語だったのですが事故っても幸せに暮らしていますかとも聞こえてきたのですが、とりあえず事故で四肢麻痺になって幸せだとは思えないが、限られた行動しかできない身体であろうができるだけ幸せな生活を送ろうと思うし、そうなるように心がけている。
四肢麻痺だからとクヨクヨしてても未来は開きませんし、使えない身体であろうが読書も会話も鑑賞もできる、太らない程度になんでも食えるし酒も飲める、今の私には女性が抱けないのが残念なだけでその他のほとんどのことは達成可能と前向きに考えるようにしています。
これらの会話は実際交わされた会話の足りない部分を補正した文章なのですが、途切れ途切れの呼吸量での会話では通じにくいことがあります。ただ普段はほとんど会話していないので毎日楽しく会話が弾めば肺活量増やすリハビリになると思うのは間違いないですね。
どんどん行動した方が自分の身体にとってリハビリになるのは間違いありません。
出来るだけ車椅子に移譲することを心がけたいと思います。
柿島秀吉