浅野ゆうじの独り言

社会・政治に関連する本の感想や日々の出来事についての私なりの考え方を書いています。

「天路の旅人」沢木耕太郎著 新潮社 を読む

2023-04-07 05:59:01 | 本と雑誌
 こうしたノンフィクションの本は、私たちに「生きる力」を与えてくれるといつも思います。
 そして、ここに登場する日本人の環境への対応能力には驚くばかりです。帯で「稀有な旅人」として紹介されていますが、
私にとって、日本人の奥底にあるこうした柔軟性はだれでも持ちうるのではないかと信じたい気持ちをお持たせてくれた本です。
 あの敗戦から立ち上がった日本人、東北の震災や阪神淡路の震災、また台風などの多くの災害を経験する日本人の強さを改めて感じた本でした。



シーナ・アイエンガー「選択の科学」を読んで

2012-05-09 09:13:25 | 本と雑誌

普段の私たちの生活で、特別「選択すると」いう行為を意識して行動しているわけではありませんが、改めて人間の心理的行動に気付かされる本となりました。自分自身の中でも、なかなか整理できない行動について、もう少し深く考えなければならないような気がします。

選択があっての信念か、信念あっての選択か、裏表の関係が必ずしも一致しないところに苦悩が生じると言うことになるのでしょう。特に政治の世界では。

以上