昨日、TOSSという向山式教育を推進する教師の団体のセミナーに招待されました。セミナーの内容は表題通りの発達障害の子どもたちに対する教育について、教育手法や対応の仕方をはじめとする多様なケーススタディの形で、講師の先生を中心に3時間半余りの勉強会でした。
内容について詳しく書くとよいのですが、招待していただいた先生にお礼のメールをしていますので、簡単なまとめとして参考になるかと思いこのブログに紹介いたします。
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お世話になります。
昨日のセミナーにご招待いただき誠にありがとうございました。
毎回、勉強会やセミナーに参加させていただくたびに、皆様の子どもたちに対する熱意やご努力に感心しております。
家庭教育の大切さは言うまでもないことですが、今やその責任を義務教育が担う時代になってきているのかもしれません。子どもの発育過程において、科学的根拠の無さから今までの経験値で語られてきた教育の分野でも、少なくとも脳科学を裏付けとした説得力を持つ方向へと進んでいるのではないかと感じました。
子どもの目線で、また子どもの発育の長期的な視点で、子ども中心のに教育を考えていくことの重要性が根底にあると言えます。それが当たり前のことであっても、従来は上からの目線で指導することが教育であったかと思います。アプローチの仕方を根本的に変えていかなければならないということでしょう。ましてや特別支援を要する子どもたちにはなおさらのことなのです。
議員としては、こうした考え方や教育の手法をどのように広げていくかということ、
教育界の意識の現状把握と同時に、考える必要があります。
TOSSの先生方の今後のご活躍に期待申し上げます。
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おそらく、現場でこうした悩みを抱えている先生方が多いのではないかと思います。今、私が少し係わらしていただいている岐阜県自閉症協会の勉強会においても、保護者だけでなく、行政が対応している現場の職員の人の悩みをよく聞きます。それは自分自身の悩みとしてだけでなく子供たちのことを思うからこそ悩んでいるということです。
時代が変わっているということです。昔はこうだった、ということだけでなく現状の把握とともに、私たちが何をすべきかということを痛切に感じますし、そうした痛みのわかる政治が必要ということなのでしょう。対処療法ではなく流れが変わっているということの認識とその対応が必要かもしれません。
以上