幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

ニッポンのお正月

2025-01-01 | グルメ

穏やかに元旦の朝が明けた。

多くの家庭では、お屠蘇で今年の息災を願い、お節(おせち)料理、お雑煮で正月を祝ったことであろう。

 

ひと昔前は、正月三が日といえば、世の中のほとんどがお休みだった。

そのため、お母さんたちは暮れに頑張ってお節料理を作り、三が日はあまり台所に立たなくても良いようにしたという。

今はそんなことはなく、三が日に開いているお店も多いし、お節料理も「作るより買う」家庭が増えてきたのではないだろうか。

我が家でも、ここ何年かは、出来合いを買うことにしている。

今年は、京都の料亭が監修したという「三段お重」に、お正月らしい料理が詰まっている。

味や、好き嫌いはともかく、一般家庭では、これだけの材料を揃えるのは困難なことである。

 

お雑煮は、地方により多くのスタイルがあるそうだ。

我が家は、しょうゆ仕立てで、具は鶏肉の他、大根、ニンジン、ホウレンソウなどのシンプルなものである。

お餅は四角い切り餅を、軽く焦げ目がつく程度に焼いて入れる。

香りづけにはユズの皮をちょっぴり。

 

食の多様化が進む今日、お節料理の中身も少しずつ変化しているように見える。

あまり極端に変わってほしくないというのが本音ではあるのだが・・・。