しばらく前から、何人かが、近所でハクビシンを見かけたという。
夜行性の動物で、人間にとっては迷惑な動物である。
地域として、捕獲作戦に乗り出した。
捕獲用の器具(罠)は、市役所の環境整備の部門が貸与してくれる。
罠の構造は、エサに誘われ籠の中に入るとその体重でフックがはずれ、入口の扉がバタンと閉まる仕掛けになっている。
ハクビシンでなくても、猫なども入ってしまうと「御用」となってしまう。
担当者から、器具の使い方や注意事項の説明を受ける。
通りそうな場所にセットし、かごの一番奥にエサの甘いお菓子を置く。
入口には、道筋に同じお菓子をばら撒き、匂いでおびき寄せる作戦だ。
見事に捕獲できたら、後は、市の指定する専門業者が引き取ってくれるとのことである。
ところが、ここ1,2週間、ハクビシンを見たという話を聞かない。
さては野生動物の防衛本能で、こちらの「動き」を感ずかれてしまったか?