八月も残すところ一週間となるが、和らぎつつとはいえ、まだまだ暑い日が続く。
往く夏を惜しむかのようなセミが、力を振り絞るように鳴いている。
厳しい暑さの中では、あぶらぜみの「ジージー」という鳴き声は余計イライラさせてくれる。
とても「岩にしみいる・・・」なんて、風流な気分にはなれない。
みんみんぜみは翅が透けていて、体が緑色っぽい色をしている。
無意識に、「ミーン ミーン ミーン ミイ~ン」と、セミの鳴き声に調子を合わせて聞いてしまう。
虫捕りに夢中になっていた子供たちの、この夏の成果はどうであったであろう。
木にとまっているセミは、その色は木の肌に似ていて、なかなか見つけにくいものである。