遊歩道の「さるすべり」が満開である。
幹がつるんとしていて猿も滑りそうだから「さるすべり」、そのまんまである。
別名として「百日紅」。
開いた花のそばには、丸いつぼみが控えている。
さらによく見ると、白い花が咲いている木もある。
百日紅には「紅」と言う字が用いられているが、白いものもあるのだ。
赤い花も白い花も、幹や枝はどちらもツルッとしている。
まさかこの木に登ったところで、滑り落ちる猿はいないであろうが・・・。
八月も半ばを過ぎ、枝越しに空を見上げると、なんとなく、天が高くなってきているようにも見える。
百日も咲いているのかは分からないが、青い空に「百日紅」の花が映える。