昨日の信州は寒く、早朝は弱い雨に交じって白いものがちらついてきた。
急ぎ、冬じまいをして東京に逃げ帰った。
いなかの小さな菜園でできた大根を収穫した。
今年もコロナのおかげで移動を控えたため、手入れが出来ず散々なできだった。
それでも、わずか数本ではあるが収穫ができた。
収穫は大根のみであったが、ご近所からいろいろなものを頂戴した。
都会生活とは異なり、田舎のご近所付き合いは実に密である。
呑み仲間のUさんからはお米(玄米30Kg)と、原木栽培のシイタケをたくさんいただいた。
「そんなに頂いても食べきれない」というと、「知り合いに分けてあげなさい」とおっしゃる。
お米は早速精米所で白米にした。
また、Y子さんからは、大きな白菜、キャベツ、りんご、洋ナシなどを盛りだくさんにいただく。
Uさんも、Y子さんも80を超えているが、健康そのもので、車で走り回っている方たちである。
立派な野菜などを作られる元気さには、頭が下がる。
さらに、Tさんからはブラジルみやげのコーヒーが届いた。
Tさんは現在は日本で働かれているが、若い頃ブラジルに渡り、コーヒー栽培の農場長をされていた方である。
少し前にブラジルに行ってきたそうだ。
おみやげのコーヒーはTさんが焙煎したのだという。
これは一例であるが、同じ集落に住む人たちは親切な方が多い。
おかげで、「よそ者」の私などは、ずいぶん良い思いをさせてもらえ有難いことである。
いなかに向かう時の車はスカスカ、帰りはパンパンに膨れ上がるのが常なのである。