幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

沖縄旅行・外国語のように難しい

2023-12-16 | お城

案内所で「たまりょう」へはどう行けばよいのか訊ねた。

「そこは『たまうどぅん』と言います」と、やんわりと訂正された。

 

首里城見学の後、琉球王国の王族が葬られている陵墓「玉陵」に立ち寄った時の恥ずかしい経験である。

「たまうどぅん?」、事前の勉強不足だった私は、その読み方は耳を疑うほど意外であった。

 

世界遺産でもあるここは「玉陵(タマ ウドゥン)」(パンフレットのローマ字表記だとTAMA-U-DUN)であるが、私の普段の会話の中で「ドゥ」という発音は出てこない。

これはほんの一例であるが、関東に住む私には、沖縄の地名や名称の読み方は難しいものが多い。

ガイドさんの話だと、文字に表すのが難しいような発音もあるらしい。

一度覚えても、なかなかスラスラと読めるようにはならない。

「今帰仁城」なども「いま・・・」と読んでしまいそうになる。

また、バスの車内アナウンスで流れていた沖縄の言葉は、私にとってはまるで外国語にきこえた。

聞きなれていない私にとっては、とにかく難しかった。

 


沖縄旅行・首里城公園の不思議な野鳥「バリケン」

2023-12-15 | 野鳥

首里城公園にある円鑑池、その中に祀られている「弁財天堂」。

沖縄では紅葉はしないそうなので、まわりの木々は緑のままである。

石造りの橋と赤瓦の小さなお堂が、周囲の緑によく映えている。

 

その池に、人を怖がらない不思議な鳥がたくさんいた。

初めて目にする鳥であり、調べてみると、鴨の仲間の「バリケン」という野鳥である。

海外から食用として持ってこられたのが、野生化して繁殖したものらしい。

 

人間には慣れているのか近寄っても逃げる様子はなく、ところどころに、このような仲がよさそうなカップルがいる。

赤い仮面をつけたような顔をしていて、私が日頃見馴れている「カルガモ」とは異なり可愛いとは思わない。

 

池にもたくさん泳いでいたが、私たちの姿を見ると一斉に集まってきた。

エサでも貰えると勘違いしているようだ。

羽の色は、ほぼ全身白いのやら、黒いのがいると思えば、白黒混じったブチもいる。

「弁財天堂」を観に行ったら、突然現れた、予想だにしていなかった野鳥の群れであった。

 

 


沖縄旅行・グルメ編「島とうがらし」

2023-12-14 | グルメ

クセになる辛さとはこのことか。

沖縄で食事をすると、テーブルにはこの「島とうがらし」の調味料がよく置いてある。

強烈な辛さであり、分量を間違えると泣くことになる(液体なので取り除けなくなる)。

沖縄そばに使うと、一段とその味を引き締めてくれた。

もちろん、辛いものが苦手な人には、決してお勧めしない。

 

「島とうがらし」そのものは「鷹の爪」よりも少し小ぶりで、ぽっちゃりとして見える。

「泡盛」に漬け込んで調味料にしたものが売られている。

ラベルには「こーれーぐーす」とも書いてあったので、むずかしい沖縄語ではそういうのかもしれない。

旅行中に食べた沖縄そば、チャンプルーなどによく合った。

自分へのおみやげというのもおかしいが、人瓶買ってきた。


沖縄旅行・グルメ編「沖縄そば」

2023-12-13 | グルメ

沖縄そばは「そば」と言っても「日本蕎麦」とも「中華そば」とも異なる。

むしろ細く打ったうどんと言った方が近いかもしれない。

出汁は豚とカツオが基本で、トッピングは豚の三枚肉かソーキ(スペアリブ)が主流のようである。

 

首里城・守礼門の手前にある「首里社館」は、総合案内所、レストラン、ショップなどが入った施設である。

その中の「レストラン首里社(”すいむい”と読むが、むずかしい!)」さんでは沖縄料理が楽しめる。

オーダーした「ソーキそば」は、ジョッキのビールをまだ飲み切る前に出来上がってきた。

どうも作り方は、注文を受けてから麺を茹でる、日本蕎麦とかラーメンとは違うようである。

麺は「シコシコとした」という表現が近いようにに思う。

コクのある汁と麺を交互にすすりながら、時々、甘辛く味のついたソーキをかじる。

日ごろ沖縄そばを食べることがないので、これが、自分としての「沖縄そばのスタンダード」となったであろう。

少し進んだところで、「島とうがらし」を数滴たらしてみると、とんでもない辛さである。

その辛さが一段とそばの味を引き締め、最後までおいしく、瞬く間に完食。

 

もうひとつはホテル(オリオン モトブ リゾート&スパ)のビュッフェスタイルの昼食。

目の前には白いビーチとエメラルドの海が拡がり、絶好のロケーションである。

このホテルの名のつくビールは忘れずに。

ドラフトとプレミアムの飲み比べ。

多くの料理の中から好みの何品かを食べた後、「沖縄そば」で〆る。

そばを取り、かごに入れて熱湯の中で温め、お椀に移し、出汁をかける。

トッピングにかまぼこを一切れ、紅ショウガを一つまみ載せて完成。

洗練されたカツオの利いた出汁はとてもおいしく、二杯目をお代わりをしてしまった。

青い海と空、白い砂浜を見ながらの沖縄そばは、専門店で食べるのとは違った美味しさがあった。

やっぱり、沖縄グルメと言えば「沖縄そば」ははずせない。

 

 

 

 

 

 


沖縄旅行・グルメ編「沖縄料理」

2023-12-12 | グルメ

先日、友人に聞いたら、沖縄で「ヤギの肉、睾丸を食べた」と言っていた。

私にはムリ、ギブアップである。

 

今回の沖縄への旅、二泊目の夕食はフツーの「沖縄料理」が食べたかった。

このお店「葵屋」さんは泊ったホテルに近く、沖縄の家庭料理という案内にひかれて入った。

メニューは豊富であるが、端から「これは~?!」と言うようなものはない。

 

まずは、12月とは思えない陽気で一汗かいたので、まずは地元のビールを。

お通しは、沖縄の水揚げが多いといわれるモズクが出された。

 

あとは、とりあえず知っている料理ではあるが、「地元で食べる味」を楽しんだ。

 

海ブドウ

思いのほか塩気が強かったが、プチプチとした新鮮な食感がなんとも言えなかった。

 

島どうふの揚げ出し

箸でつまんで持ち上げても、崩れずしっかりとしている。

このような硬い(?)豆腐を食べるのは久しぶりのような気がする。

 

ラフテー

肉の歯ごたえを残した状態で、甘辛く味付けされている「ブタの角煮」のようなもの。

余分な脂が抜けていておいしかった。

箸で軽くちぎれるような柔らかさではなく、噛み切って食べる感じがいい。

飲み物をシークワーサーサワーに替えたが、その酸味とよく合った。

 

フーチャンプルー

たくさんある「なになにチャンプルー」という料理の中からフーチャンプルーを選ぶ。

なかにはあの「ポーク」も入っており、お酒にも合う。

 

このお店では、沖縄の唄のライブもあるらしい(今回は聴かれなかった)。

気さくな感じのスタッフのサービスも気持ちがよい。

格好つけることなく思い通りに、沖縄の日常にある料理を楽しむことができた。