今年も残すところわずかになり、徐々に年末らしいあわただしさが感じられるようになってきた。
「年越しそば」にはちょっと早い気もするが、まず一回目の年越しそばを食べてきた。
「蕎麦ダイニング 俊」さんの幌加内産蕎麦粉10割の手打ちそばである。
今日は、冬らしいメニューから「鴨汁そば」。
冷たいそばを暖かいそばつゆで食べるのだが、別皿で鴨が付いてくる。
もちろんその「鴨はネギ」を背負ってくる。
鴨は「ムネかモモ」のいずれかを選べるのだが、私は歯ごたえのある肉が好きなので「モモ」にする。
カモ、ネギはうす味が付いているので、そのまま食べても良いが、私はつゆのなかに浸して食べる。
今年、幌加内(北海道)では、気候のせいで蕎麦の収穫時期がいつもの年よりも遅れたらしい。
新そばの風味がなんとも言えずうまい。
そばは冬の冷たい水でしめた「ざる」が一番だと思う。
脂ののった鴨がさらにそばを引き立てる。
そばの後は「そば湯」を楽しむが、このお店ではそばを茹でた茹で湯を出すことはない。
蕎麦粉を湯に溶いて「そば湯」を作るので、ドロッとしてポタージュのような状態で出てくる。
たっぷりとそば粉が入ったそば湯をそばつゆで適度に味付けをしていただくと、そば以上に蕎麦の香りを感じる。