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最近読んだ本で印象的だった「ノマド」という本。
漂流する高齢労働者達というサブタイトル。
アメリカでの話しで、彼らの生活を追いかけた
女性ジャーナリストによるドキュメンタリー。
彼女も、彼らのすぐ近くで同じように生活してみて、
同じ仕事も短期間だが経験してみて、
実際に体験し思った事を書いている。
なので、本当に伝わってくるものがある。
家賃と生活費を両方支払い生きていくのが
困難になった人々は、家に住むという常識を捨てた。
キャンピングカーその他の車の中で生活し、
好きな所へ移動しながら暮らす。
仕事を求めて移動、
その近くにしばらくとどまり、
お金を得て暮らしていく。
そういうライフスタイル。
さらに夢を発展させて、
廃材を利用して光熱費のかからない家を自分で建てる
という事にもチャレンジしていく。
この本の中では、
著者が取材を続けてきたリンダという女性が
その計画のために土地を手に入れた
というところまでで終わっている。
仕事は過酷だし、怪我の危険などもある。
それでもこの本に登場する人達は最高に逞しく
強かな生活力を持っていて、とても明るい。
なので、読んでいて暗い気持ちにはならない。
アメリカの抱える問題、貧富の差の拡大と
経済的に困窮する人が増えている現状についても
詳しく書かれている割には・・・
この問題はいずれ日本にもやってくると思う。
もう始まっているかもしれないけど。
お金の事、仕事の事
一番悩む内容ではあるけれど
「こうなったらどうしよう」
と悶々と悩んでも逆引き寄せになるだけで
(それをイメージする事でその心配が現実に)
何もいいことはない。
何が起きたとしても生きるのを諦めない。
その気持ちがあれば常に今にフォーカスして
必要な時には知恵と工夫で乗り切れると思う。
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