57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

2018 SL神戸 第3戦 KIDSクラス周平くん優勝!

2018年05月18日 | 2018年レースレポート
2018年 SL神戸シリーズ 第3戦 KIDSクラス 決勝ヒート


5月6日のSLレース
(スポーツ・アンド・レジャーの略なんですね)では、キッズクラスで、僕が個人的に応援している山本さん親子の弟さん、周平くんが見事優勝!! 
記事を書くのが遅くなりましたね。ごめんね。そして、本当におめでとうございます!

今年のキッズクラスは参加者が多いです。
そのためレース初心者向けの、フレッシュマンクラスが設けられました。
周平くんは、前回4月15日のフレッシュマンで優勝。
キッズのレギュラークラスへ、ステップアップを果たしました。
今回が、キッズクラスの先輩達と初めて一緒に走るレース。
その初レースで見事トップチェッカーを受けました。

キッズ達の一生懸命走る姿を一目見れば、誰だって、そのトリコになります。
可愛くって、お人形さんが走っているみたい。
でも、下のリザルト、およびタイムトライアルにご注目。

キッズのみんな、13人中12人が1分10秒台を切っていますね。
僕のレンタルカートの経験からいいますと、

「1分10秒を切ると『横G』がハンパない!!のです」

カートを運転する子供達。それを応援する大人達。
実は、大人達の方は、意外にも「カートに乗ったことがない」人が多いのですよ。
その点、山本周平くんのパパは、先日自らレンタルカートに乗ったそうです。


「まさか、子供達がこんな体験をしてたなんて!?」
と絶句しておりました。
そうなのです。そのすごさは乗った人しか分からない。
(文章で物事を伝える身としては、これがなんとも、もどかしいところなんですが)

極限まで低いドライビングポジション。体感スピードは2~3倍。
市販車と比べ物にならないグリップ力のスリックタイヤ。
この相乗効果により、圧倒的なコーナリングスピードを体験できます。
首は吹っ飛ばされそうになり、肋骨はギシギシと軋みます。
だからこそ、ヘルメットをかぶり、ネックガード、リブプロテクターなどの安全装備は欠かせないのです。
スーパーカーのNSXやLEXUS、それにGT-Rは、それこそ、パジャマとスリッパで乗れます。車の方が人間の未熟さをあらゆる状況で補ってくれるのです。それはメーカーの技術者達の汗の結晶です。その反面、あまりにもよくできすぎた”スポーツカー”であり『乗用車』になるのです。
でも、カートはその真逆。
そのドライバーの技量を丸裸にしてしまいます。人間のドライビングテクニック、その技量を「ラップタイム」で客観的に評価する。ある意味残酷で恐ろしい乗り物です。
***
また、キッズクラスのレースでは、その走行ラインにご注目ください。
上の動画でわかるんですが、ストレートでは、コースの一番内側、いわゆる『インベタ』で走っていますね。
キッズのマシンはエンジン出力も小さく、最高速が抑えられています。そのためコースの外側を走ると『長い距離をゆっくりしたスピードで走る』ことになってしまいます。
コースの内側なら、最短距離で走ることができる。これは、キッズでしか見ることのできない、実に理にかなった走行テクニックなのですよ。

可愛いだけじゃない。みんな、そこまで考えてレースに臨んでいる、ということの証なんですね。

それを理解してレース観戦をすると、もっともっとカートレースは面白くなります。
***
さて、5月6日のレースでは、僕が未だ聞いたことのないカテゴリーのレースが開かれました。
それが『J4』レース。これについては次回に続きます。


***写真及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2018
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