


美術品と料理で有名な川沿いのリゾートホテルへ息子夫婦と行ってきました。
献立表は「白南風の海幸を」「芒種の逸品」「泉殿の強肴」「紫水の旨味」「入梅の予甘」その他…
「芒種」という季語にはちょっと頭をひねり
二十四節気のひとつ6月の初めころだったかとようやく思い出して一安心。
献立表もなかなかのものだけど、器がまた素晴らしい
鱧のお吸い物の椀蓋にアジサイ模様が美しく、爽やかな季節がより身近になりました。
ジャグジーやエステで忙しい若いひとたちをあまり羨むでもなく
美術品や画集などへの興味より
ソファに埋もれて川向こうの新緑の山並みを見惚れるいっときは最高でした。
二人から贈られたケーキと花束
あとにも先にもないような朝からのご馳走攻め
至る所での至高のサービスに夢心地の二日間でしたが
実は始まりも不思議だったのです。
エントランスの高い壁面を見上げたとき(えっ…以前来たことがある!?)
初めてなのだから、いつか似たような場所へでも行ったことがあるのでしょうか
それがどこだったかどうしても思い浮かびません。
不思議な既視感? 狐に包まれたような気分で夢の二日間は始まったのでした。
記憶に自信がない・・・ とうとうここまで来たか、って(◞‸◟)