今やたけなわのバンクーバー冬季五輪、連日の熱い報道をみるだけ聞くだけで血圧が騒ぎたてるので疲れます。
気分転換今日はちょっとチャンネルを回してみました。
横一列の机の上に幾重にも積み上げられた皿、その陰に噛みつかんばかりの勢いで、食べものをむさぼる女たちの光景がとびこんできました。
ラーメン、お寿司、ハンバーグ、アツアツのマーボー豆腐に、チキンカツ、激辛カレー、どれもその量が半端じゃありません。
頭から水をかぶり、汗を滴らせ、かわいらしい口へ4キロ余りの肉を放り込む、大食いを競う女の子。
「美しき野獣、美少女、スーパースターたち」、と司会者が煽ります。
選ばれた人?
これも変わり種のアスリートたち?
いっしょくたにするなと真面目に叱らないで。
(飢餓に悩む遠い国の、子どもたちの目にだけはどうかどうか触れませんように・・・)
こんなに泰平な世の中に生きれるのは
(大食いやらおバカタレントやら 次から次からと考えだすもの、演ずるもの、
それを見て喜ぶもの、けなすもの、残るみんなも目クソに鼻クソと総出演です
野獣たちもそれなり可愛くてきれいなスターに育って、幸福そうな演技も上手になりました
顔にくっついたふたつの黒瑪瑙がアップになって、その中からやっと白眼がみつかったとき、
安心した!と目××が胸をなでおろし、
その白眼が隣の競争相手のお皿の数を測ってちらちら不安定に動くたび
もちっとお上品になっちゃってよ、って鼻××が笑います)
ここらあたりで、それでいいのさ。
見ているうちおなかがぐぅと鳴りました。
冷蔵庫の中にハンバーグとチキンカツが鎮座する幸せに、思わず相好が崩れて、足どり軽く鼻歌でキッチンにたったのも、やはり目×鼻×のひとりでした。
一体、どんな顔してそれを召し上がるのやら?
・・・たびたび失礼なことばかり申し上げてしまいました。
もちっとお上品になっちゃえばよいものを。 (●´-` ●)ポ