フランスの放射線専門家グループのクリラッドという機関から、日本の福島・原発放射能漏れに対して、
警鐘の声明文が出ています。
日本語の訳文なので、読んでみてください。
日本の政府の対応とかなり違います。
福島から100キロの仙台や、200キロ以上ある東京も放射能汚染が激しい、、と訴えています。
→http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon/en_japonais/Communique_03-30_japonais.pdf
また、5月24日より、クラリッドが日本の福島などで放射能値の調査を行なっています。
以下にクラリッドの活動についての詳細を明記しております。
Commission de Recherche et d’Information Indépendantes sur al Radioactivité =放射能に関する情報および独立調査のための委員会 — グリーンピースジャパンより)
福島第一の放射性物質の影響について
CRIIRADの科学チームは、5月24日より以下3つの目的で日本の状況を現地調査をしている。
1)調査
ブリュノ・シャレロン(Bruno Chareyron)(CRIIRAD研究所責任者、原子物理学技師)とクリスチャン・クルボン(Christian Courbon)(フィールド調査専門技術者)は、5月24日より茨城県から現地測定を始め、2日前より福島県入りしている。汚染地域の居住者が被る放射能レベルを測定し、環境汚染レベル及び食品汚染を測定し、公式測定結果が現地の実情を正しく伝えているかどうかをチェックすることが目的。
2)研修と備品提供
CRIIRADは、1ヶ月前より、人の健康、特に子供の健康への影響を最大限に抑えるため、環境における放射線調査に乗り出した市民や市民団体に情報と備品を提供する活動をしている。CRIIRADは、そのパートナー団体(特に「PROJET 47」)に対して15,000ユーロ以上の備品を貸与し、食品調査に充てる備品購入費用を提供した。PR0JET 47 の目的は、被災地により近い場所で現地団体と連携し、独立した無料の調査ステーションとを設置することである。1ヶ月以上前より、PROJET 47代表岩田渉(わたる)氏とともに研修活動が活発に行なわれている。岩田氏は現在CRIIRADチームと現地で調査に関わり、成果も徐々に出てきている。
3)人的被害を最大限に抑える
CRIIRADは、25年来蓄積した経験と国際的に得た信頼性の全てを、人間の放射能汚染保護の向上に捧げるべく全力を尽くしている。
a / 居住者の放射能照射レベル調査において確認された重大な欠如、人間の放射能保護措置の実施における深刻な不足要素(特に3月12日から16日の最も深刻な時期)についてまとめる
b / ここ2ヶ月来目立つ情報不足についての分析(1986年、フランス政府は「チェルノブイリはウインタースポーツ2週間分に相当」と繰り返していた。2011年、日本では「福島第一はスキャン1回分に相当」とされている)
c / 居住者、特に子供や胎児の放射能照射を最小限に抑えるため、国内外レベルで活動が始まっている。放射能保護規格(1年に20ミリシーベルト)の問題と食品汚染問題は日本国外まで広く及んでいる。福島第一の影響は、今日国籍を問わず地球市民に関係する問題である。