(葬式アーティスト)フュネラルアーティスト

森本由美:欧米で葬儀装飾習得のフュネラル(葬式)アーティスト第一人者。アート葬式はサンケイ大阪賞受賞・商標登録済。

アメリカメディアが日本政府の隠蔽を報道

2011-06-10 | アート

フュネラル・アーティスト(アートお葬式作家)として、海外の美しいアートの装飾をしたお葬式の情報や、国内、海外でのアートお葬式展の事を発信していましたが、

昨今の日本の原発事故の日本政府と、海外のメディアの情報があまりにも違うので、

海外の情報を主に発信しています。

 

今日は、アメリカのメディアが日本のメディアが政府に従順すぎて、まるで二本政府が父親のように、子供に伝えてよい情報と、伝えて悪い情報を選別して、日本国民に知らせるようだと言及しています。

それをメディアも政府の言われたとおりに情報を隠して報道している、、と検証しています。

これ→http://www.youtube.com/watch?v=ntB2xmP6vxM&NR=1

 

また、CNNも東電の隠蔽や、不誠実な態度を言及しています。

 

これも→http://www.youtube.com/watch?v=FyMxzFYlzeg&NR=1

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ウォールストリート・ジャーナルが伝えた福島

2011-06-08 | アート

ウオールストリートジャーナルが伝えた、福島原発事故の瞬間の日米の対応を駐日大使、ルース氏の行動などに触れながら書かれた記事です。

 

これ→http://online.wsj.com/article/SB10001424052702304432304576369753543372860.html

 

*「事故が起きて数時間の間、彼ら(日本の当局者)は状況の重大性を分かっていないようだった。最初、彼らはわれわれ(アメリカ側)のどんなサジェスチョンも受け付けなかった」(在東京の米政府当局者の証言)

 "In those early hours, they didn't seem to understand the severity of the situation," said one U.S. official in Tokyo. "In the beginning, they weren't taking any suggestions from us at all."

 *「われわれは(事故数日にして)核燃料に重大な損傷が起きていることに、かなり自信を持っていました。損傷した燃料からだけ発生する高い放射線のレベルを示す、さまざまなインディーケーターがあったからです」(米原子力規制委員会=NRCのビル・ボルチャード事務局長、5月にニューヨークで語る)

 "We felt pretty confident [within a few days of the accident] that there was significant fuel damage," Bill Borchardt, the NRC's operations chief, said in New York late last month. "There were numerous indications of high radiation levels that can only come from damaged fuel at those kinds of levels."

 *事故発生後、数日間、アメリカのルース駐日大使は「24時間」、日本の当局者に対して電話をかけ続けた。首相官邸からの情報が遅く、断片的にしか届かないので、ルース大使は防衛省や外務省、果ては財務省の内閣レベルの当局者に電話をかけまくった(米当局者の証言)

 In the accident's early days, the U.S. ambassador in Tokyo, John Roos, made "around the clock" phone calls to Japanese officials, according to a U.S. official. Upset by the slow trickle of data from Prime Minister Naoto Kan's office, he began calling Cabinet-level officials representing the ministries of defense, foreign affairs and even finance, this official says.

 *情報が入って来ないので米海軍は海軍機に搭載した測定器を使って(データを集め)放射能雲の拡散シミュレーションを行った。原発の160キロ北東の大気中で低レベルの放射能汚染を検出したのを受け、第七艦隊は3月14日、再展開を行った。

 Worried by the data deficit, the U.S. Navy began running simulations of the radioactive plume using detectors on Navy aircraft. On March 14, the Navy's Seventh Fleet redeployed after detecting low-level contamination in the air about 100 miles northeast of the Daiichi plant.

 *米国がとくに懸念したのは、炉は停止しているものの燃料棒が貯蔵されている4号機の使用済み燃料プールだった。

 The U.S. was particularly worried about the spent-fuel pool at the plant's reactor No. 4, where active fuel rods were stored as the reactor was offline.

 *「われわれは(4号機の)使用済み燃焼プールに水がないと信じている」と、ヤツコNRC委員長は3月16日、連邦議会下院で証言した。この点について東電の当局者は、燃料棒が損傷し放射性物質の漏洩は続いているものの、プールに水が存在することを確認できている。

 "We believe … there is no water in the spent-fuel pool," Nuclear Regulatory Commission Chairman Gregory Jaczko told a House panel on March 16. Ultimately, Tepco officials were able to confirm the presence of water, although the fuel rods were damaged and leaked radiation.

 *ヤツコ委員長が下院で証言する数時間前まで、ルース大使は在日アメリカ人に対して「日本政府の12マイル(20キロ)圏外避難指示に引き続き従うよう」呼びかけていた。

しかしその日のうちに米政府は在日アメリカ人に対して50マイル(80キロ)圏内から脱出するように告げた。米国務省は米国市民の日本旅行を止めるよう要請した」

 Hours before Mr. Jaczko's testimony, Mr. Roos, the U.S. ambassador in Tokyo, had said Americans in Japan should "continue to follow the advice of the Japanese government" on the 12-mile evacuation zone. But later that day, the U.S. told Americans within 50 miles of the plant to get out. The State Department also urged U.S. citizens to defer travel to Japan.

 *一方、米当局者によると、(ワシントンでは)国務省のカート・キャンベル次官が3月16日、長年の友人である日本の藤崎一郎大使のオフィスに4、5回、電話をかけた。

キャンベル次官は藤崎に大使に、米国は(日本政府よりも)より広い避難圏を発令しているはずだ、と告げ、異なった避難圏が設定されると日本は困惑するとの大使の懸念を一蹴した。米当局者によると、キャンベル次官は藤崎大使に「あなたの国の存亡がかかっていることではないか」と告げた。

 A U.S. official said Assistant Secretary of State Kurt Campbell called Japanese Ambassador Ichiro Fujisaki, a longtime friend, to his office four or five times on March 16. Mr. Campbell told Mr. Fujisaki that the U.S. might have issue broader evacuation warnings, and brushed aside the ambassador's fears that the divergent views on evacuation could embarrass Japan.
 One U.S. official says Mr. Campbell told Mr. Fujisaki that "the survival of your nation" was at stake.

 *藤崎大使は事故を起こした原発から、情報が速やかに伝わらなかったことが障害になっていた、と当時を振り返った。大使は米国の支援と素早い対策に感謝した。

3月18日、NRCの専門家たちは東電側と最初のミーティングを行った。NRCの専門家たちは東電が本店2階に設置した対策本部「戦闘司令室」に通されるず、別の階の会議質に案内され、2段階下級な東電の社員に紹介された。「東電は何の準備もしていないおようだった。まさにカオス状態だった」(長嶋由久・民主党代議士)

  Mr. Fujisaki recalls the sticking point was that information wasn't coming quickly enough from the stricken plant. He said Japan appreciated the U.S. help and quickly worked to take advantage of it. On March 18, NRC experts in Tokyo finally got their first meeting with Tokyo Electric Power, or Tepco. But instead of being taken to the second floor "war room" Tepco had set up to deal with the nuclear crisis, they were ushered into a conference room on another floor and introduced to two low-level employees. "Tepco [had] seemed to make no preparation. It was just chaos," said Mr. Nagashima, the ruling-party lawmaker.

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アメリカが80キロ避難を出した理由

2011-06-08 | アート

アメリカが福島原発から80キロ避難を勧告した理由が、アーニー・ガンダーソン氏のインタビューで分かりました。

アメリカ側は4号機が火災を起こした場合、大変危険な状態になる、と見て80キロ避難を勧告したらしいです。

ここにアメリカの80キロ避難勧告書があります。

5月31日に出した物でも、まだいまだに80キロ避難です。

これ→http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/news/2011/FTR_05-31-2011_oped.pdf

 

米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は5月31日に発表した声明の中で、「フクシマ」の半径50マイル(80キロ)圏内を米国人の立入禁止区域に設定するよう勧告した理由について、

  「NRCスタッフらは、その訓練結果と手持ちデータの中の最善のもの、さらには二世紀にわたる原子力安全の経験を活かし、私(ヤツコ委員長)に対して、米国市民は事故を起こした福島原発の50マイル圏外にとどまるよう、日本政府のアドバイスとは違った勧告を行った。

NRCのスタッフは原子力業界を喜ばせるかも知れないことに焦点を置くのではなく、最善の安全利益となる行動を勧告した」

 Using all of their training, the best available data, and centuries of combined nuclear safety experience, the staff recommended to me that we needed to advise American citizens to stay fifty miles away from the troubled nuclear site, recommendations that differed from the advice of the Japanese government. The staff did not focus on what might be popular with the nuclear industry but instead recommended action in the best interest of safety.

 

日本政府もアメリカが80キロ避難をアドバイスしていることは承知していると思いますが、

いまだに80キロの地点でも人が住み続けています。なぜ?

やはり、避難となると、保証金や賠償金がかかるので、いやなのでしょう、、か?

日本政府は日本国民の命より、お金が大切なようです。

危険を知っていて、自国民を見捨てて、情報を隠蔽し続ける、、、

タダの悪党の集団にしか思えないです。

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海外の放射能専門家の検証・インタビュー③

2011-06-08 | アート

アーニー・ガンダーソン氏 インタビュー③

 

アーニー・ガンダーセン独占インタビュー:事態が悪化したら自分の身は自分で守ろう

マ:まずお伺いしたいのは、放射線による外部被曝の危険性と放射性粒子による内部被曝の危険性の違いです。これについてはかなりの混乱が見られ、メディアもあまり役に立ちません。ご説明いただけますか?

ガ:放射性物質には3種類あります。1つはガンマ線。原子炉が爆発した時、まずキセノンとクリプトンのガスの雲が大量に放出されました。どちらも希ガスで、皮膚などと反応することはありませんが、ガンマ線を放出します。ガイガーカウンターを持ち歩いて線量を測っていた人たちが得た数値は、基本的にガンマ線の雲を体の外から浴びている線量を示していました。

ガンマ線も怖いですが、体全体に拡散します。私がもっと怖いと思うのは、放射性物質が崩壊するときに出るもう2種類の粒子、アルファ粒子とベータ粒子です。どちらも遠くまでは移動しませんが、ガンマ線よりはるかに多量のエネルギーをもっています。これらが皮膚に付着しているだけなら問題はありません。

洗い流して今までどおり暮らしていけばいいのです。ですが、体内に取り込まれると特定の臓器に向かい、非常に小さな範囲の組織に大量の放射線を浴びせるので、がんを引き起こす可能性があります。これを私たちは高放射能粒子と呼んでいます。

これらの粒子はすべて放射性ですが、人体への影響の話をするときは、これらの粒子のどれかが臓器に付着してその臓器を攻撃し始めることを指す場合がほとんどです。

マ:つまり放射線には3種類あるわけですね? まずはアルファ粒子でこれは粒子、次にベータ粒子があってこれも粒子、そしてガンマ線がある。ただ単に「放射線の話をしよう」と言うのは、「車の話をしよう」というのと同じ、というわけでしょうか。

一口に車といってもランボルギーニやVWやムスタングなど色々な種類がある。だから放射線についても種類があることや、放射線のレベルについて、私たちも理解しておく必要がありますね。放射線レベルというのは、全身に何レム浴びるかを示したものだと理解しています。アルファ粒子が何レム、ベータ粒子が何レム、ガンマ線が何レムというのは、それだけの量を全身で浴びますよということですね。

レントゲンを撮ってX線――これもまた別種類の放射線ですが――を浴びるようなもの。それがひとつ。けれども、放射性粒子が人体の組織内で放射線を出してしまうと問題がおきる。たとえば10ミクロンの粒子を吸い込んだとして、それがたまたま放射性粒子だとしたら、それは肺の絨毛に入り込み、そこに付着する可能性がある。そして粒子のまわりのごくごく狭い領域を攻撃し、その攻撃は放射性が失われるまで、または何らかの方法で体外に排出されるまで続く。

つまり、外側からの外部被曝で亡くなるケースは非常に稀だということですね。外部被曝で死亡させるには、膨大な量を全身に浴びせる必要がある。ところが人体に入る内部被曝の場合は話がまったく違ってくる。内部被曝の場合は、放射線量で言えば非常に低いレベルでも命取りになりうる。毒殺されたレトビネンコのことを思い出しますね。

彼はロシアの反体制活動家で、2006年にロンドンでごく少量のポロニウム210を投与され殺害されました。この物質はアルファ粒子を出します。彼が食べた物の中に何らかの方法でポロニウムが入っていて、最終的には彼を殺してしまった。たしか非常に短い期間で死に至ったと思います。9日か10日。ですから皆さんに本当に考えていただきたいのは、放射能を出す物質を体内に入れてはいけないということです。

そのためにはどうすればいいのでしょうか。もしもアーニー、あなたが今東京かその近郊に住んでいるとしたら、あなたはどういう行動を取りますか?

ガ:東京に限らず、アメリカの西海岸も含めたほうがいいでしょうね。同じ粒子が検出されていますから。さて東京についてのあなたのご質問ですが、東京にお住まいの方にアドバイスをするとしたら、玄関で靴を脱いで、ほこりは濡らして取ることです。ほこりを払ってはいけません。私たちの最近の調査からは、家の中の汚染レベルのほうが家の外より高いことがわかっています。

過去2ヶ月のあいだに放射性物質が屋内に運ばれ続け、そのまま留まっているからです。ほこりを払ってしまったら、ほこりに付いている放射性物質をぜんぶ空中に撒き散らすことになります。それからHEPAフィルターのついた空気清浄機を買って、フィルターを頻繁に交換することをお勧めします。HEPAフィルターは粒子をとらえる能力が高いのです。

それから、部屋のエアコンやカーエアコンのフィルターを新しいのと交換するといいでしょう。過去数ヶ月分の粒子が溜まっていますし、季節的にも交換にはちょうどいい時期です。あとは、解体作業は絶対に行なわないこと。家の本体から張り出した部分を取り壊すなどもってのほかです。中に何が入っているかもわからないままにほこりを舞い上げてしまい、吸い込んで内部被曝するおそれがあります。

最後にもうひとつ。4号機から目を離さないこと。もしも地震が起きて4号機が倒れたら、政府が何を言おうと信じてはいけません。それはもう科学が想像すらしたことのない領域なのです。飛行機に乗って東京を出るときです。

マ:あれこれ悩むな、すぐに動け、ですね。食べ物についてはどうでしょう。これは大きな問題ですし、アメリカ西海岸の人たちにも問題になってくる可能性があります。放射性粒子が食物連鎖に入り込む可能性はあるんでしょうか。たとえば牛乳を通じて。

牛は大量の草を食べて、それがごく少量の乳になります。その過程で、草や葉野菜に含まれていたものはぜんぶ濃縮されます。草や葉野菜には放射性同位体が付着しやすいんですよね。セシウムが入り込む可能性がありますし、ヨウ素がまだ漂っていれば間違いなく入るでしょう。

ヨウ素はもう出ていないはずなのに、どうやらそうはなっていないようです。食べ物に対してはどう対処したらいいでしょうか。何かを体内に一番取り込みやすいのは、物を食べることですからね。

ガ:牛乳に多く入り込むとしたらヨウ素ですね。すでに事故から80日が経過していますから、ほとんどのヨウ素はもう消えていていいはずです。放射性ヨウ素の半減期は8日ですし、大ざっぱに言って半減期を10倍した期間がたてばほぼなくなりますから。でもヨウ素は検出され続けています。

これは奇妙なことであり、先ほどの再臨界の話とつながってきます。ですから日本の友人には、6月中旬までは牛乳や乳製品を避けるように勧めています。野菜をよく洗うのはとても大事なことです。それから太平洋で獲れた魚は避けること。福島から相当離れたところで獲れたと確実にわかっているなら話は別ですが。福島から100マイル[約160km]程度の沖合いだとしたら、食べようなどと考えるのもだめです。

この状況は時間がたつにつれてひどくなっていくと思います。グリーンピースが独自に測定した数字を見れば、時間とともに悪くなっているのがわかります。日本海は別です。日本海の魚であれば安心して食べていいでしょう。でも、太平洋側で獲れたとわかっているなら、食べないことです。

[これはひょっとしたら実際には難しいかもしれません。東北近海で捕獲された魚でも中部、西日本の漁港で水揚げされれば中部、西日本産の魚に「化ける」かもしれませんし。訳者]

海の場合、重要な放射性同位体は2つです。1つはセシウム。これは筋肉に溜まる性質があり、魚肉はもちろん筋肉ですから、魚を食べればセシウムが体内に溜まるおそれがあります。もう1つはストロンチウムです。ストロンチウムは魚の骨に溜まります。

ですから魚の骨を使った珍味を味わわないかぎり、魚を通じてストロンチウムに被曝するとは考えられません。ですが、生物濃縮というプロセスを通じて、最終的には食物連鎖の頂点にいるマグロやサケといった魚にこうした物質が入り込みます。大きな魚になればなるほど、放射性物質は濃縮されています。

私が気がかりなのは、米食品医薬品局(FDA)がアメリカにやって来る魚のモニタリングを行なっていないことです。遅かれ早かれマグロがどこかにやって来て放射能警報を鳴らし、みんながマグロをダーティ・ボム(いわば、放射能汚染爆弾)扱いする日が来るからです。今はまだマグロは太平洋を越えていませんが、2013年までには西海岸で水の汚染と、食物連鎖の頂点にいる魚の汚染が問題になると私は考えています。

マ:太平洋は広大な海なので、汚染は拡散して薄まるという話をよく聞きます。でも、その話は今あなたがおっしゃった生物濃縮の問題を考慮していませんね。放射性同位元素の多くは体にとって必須の元素と似ているために、私たちの体はそれらを選択的に取り込んでしまいます。

それは微生物も同じで、その微生物がもっと大きな生物に食べられ、それがまたさらに大きな生物に、と続いていくわけです。これは私たちにとっても初耳の話ではありません。水銀が生物濃縮しやすいのは知られていますし、いろいろな中毒も生物濃縮を通じて起きます。これを放射性粒子の濃度に置き換えて考えればいいわけですね。先ほど、チェルノブイリ事故時の黒海より太平洋のほうが放射能汚染がひどいという話をされていましたが、どれくらいの汚染物質が太平洋に流れ込んだとお考えですか?

ガ:先ほどの調査結果はウッズホール海洋生物学研究所のもので、もちろんここは信用ある科学研究機関です。彼らは10倍以上の汚染だと言っています。たしかに太平洋は広大です。でも10倍というのはまだ現時点での話であり、私たちがまだ危機を脱していないことを忘れないでください。

チェルノブイリが終わった時点より10倍多く、しかも福島からの放射能の放出にはまだ終わりが見えません。なのにすでに10倍なのですから、心配です。50マイル[約80km]の沖合いで捕獲れた4~5インチ[約10~12cm]の小魚から、すでに許容量の10~50倍のセシウムが検出されています。もちろんその小魚はもっと大きな魚に食べられて、食物連鎖のはしごを上がっていくわけです。これは憂慮すべき事態です。

海草はヨウ素を吸収するようですが、私がつい最近知ったところによれば、セシウムも吸収するのです。私はこれまで、90日たてばヨウ素はなくなるから海草は心配しなくていいと言ってきました。でもセシウムも吸収すると分かった今はそこまで確信がもてません。

マ:でも、幸い米環境保護局(EPA)は厳密な検査を実施しているんですよね?

ガ:政府の言うことに間違いはありません。

[ちなみに、EPAの検査はボランティアに頼る検査で、そのボランティアもEPAの下請け会社(ブッシュ大統領の下で働いていた人が設立した会社)に雇われているようです。5月の中旬から、食品の放射能検査などは元の通り、3ヶ月に1度の検査に戻されました。訳者]

マ:ああ、そうですね、あいにく信用できません。ともあれ海の汚染は福島の事故が残す環境への遺産のひとつですね。そうだ、言い忘れていました。色々調べているときに見つけた説なのですが、殻のある海の生物、とくにカニなどの甲殻類は殻に多量のセシウムを溜め込むそうです。セシウム汚染の件には甲殻類も付け加えたほうがいいかもしれません。

個人的な考えですが、もしも私が日本に住んでいたら、太平洋産の魚介類はすべて避けるでしょうね。あなたもおっしゃった通り、現時点ではそれが賢い判断のように思います。本当に信頼できる徹底的な監視体制が整うまでは、私自身は何事も疑ってかかりたいと思います。では、今原発の近くに住む住民や、原発の敷地内に居住する作業員は、どんな健康被害に直面するおそれがあるのかをお話いただけますか?

ガ:福島からは北と西に大きな放射能の雲が流れました。50マイル[約80km]も離れたところまでです。これだけの汚染を安価な方法できれいにするのは無理でしょう。原発から北西50マイルの地点では、セシウム濃度がチェルノブイリの立入禁止区域より高いのです。事故当時、風がおもに海側に吹いていたのは本当に幸運でした。

煎じ詰めれば、日本政府がどれくらいの費用をかける気があるかの問題だと思います。半径20km圏内に住民が戻ってこられるとは思えません。とくに20km圏内の北西地域は無理でしょう。農業や畜産業も問題を抱えます。牛はこの先何年もセシウムを取り込み続けるからです。ドイツを見てください。チェルノブイリの事故から30年近くたっているのに、キノコを食べるドイツのイノシシはいまだにセシウムに汚染されています。一世代で消えてなくなる問題ではないのです。問題は相当長い期間居座り続けます。

費用については問題が2つあります。実際、結局はお金の話になるのです。原発の敷地を除染するにはたぶん300~500億ドル[約2兆4,000億円~4兆円]程度かかるでしょう。1基のクリーンな原子炉を廃炉にするには通常10億ドル[約800億円]かかります。

しかし福島の場合どの原子炉にも、融けた燃料の塊が底に落ちているわけです。そういう状況でどれくらい費用がかかるのか、試算した人は今までにいません。しかもこれは原発の敷地だけの話です。東電に支払いきれるとは思えないので、この300~500億ドルは国の負担になります。これに加えて、内陸部の除染に軽く1000億ドル[約8兆円]はかかるでしょうね。

この費用の問題を私のウェブサイトに掲載したところ、「まさか、そんなに高くつくはずがない」という声が寄せられました。もちろんそれほどの金額になるには長い時間がかかりますし、津波被害からの復興費用も一部この試算に混じっているかもしれません。でも、原発から20~30km圏内の除染に1000億ドル以上かかったとしても、私は少しも驚きませんね。現実にありうる数字です。

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海外の放射能専門家の検証・インタビュー②

2011-06-08 | アート

アーニー・ガンダーソン氏 インタビュー②

 

マ:3号機が爆発したときに「おや?」と思ったのは、1号機の爆発のときとはまったく違ったからです。3号機のときは、強力なエネルギーが集中して上に向かったように見えました。あれがあなたのおっしゃる「即発臨界」というものですか?

ガ:はい、私はあれが「即発臨界」だったと考えています。即発臨界による爆発は、専門用語で「デトネーション(爆轟)」と呼ばれて区別されています。いずれにしても大きな爆発です。3号機の爆発は激しいものであり、私は放射性粒子が飛び散った距離から見て爆発の炎がどれくらいの速度だったはずかを計算してみましたが、爆発による衝撃波の速度は時速1,000マイル[時速約1,600km]を超えていなくてはなりません。

それがデトネーションです。デトネーションでは衝撃波自体が途方もない破壊力をもっています。もしも3号機の原子炉の底に溜まった燃料が下に落ちて水蒸気爆発を起こせば、同じようなデトネーションが再び繰り返されるわけです。

マ:どう考えても良い話ではありませんね。もしもそういう懸念があるのだとしたら、何か打つ手はあるんでしょうか。非常に難しいんじゃないかと思うんです。再臨界の「呼吸」が続いているために余分な熱が発生している、まあどういう理由にせよ炉心が非常に高温になっているとしたら、注水を続けて運を天に任せる以外に何ができるんでしょうか。

ガ:その2つ以外にやるべきことがもう1つあります。水で覆い尽くすことです。圧力釜の外側も内側も水で満たせば、今よりもっと冷却することができ、圧力容器の大事故を防ぐことができます。ですが、現時点では、十分に水を満たすことは希望にすぎません。それに1つ心配なのが、これは4号機にも関係してくるんですが、余震の問題です。原子炉に水を入れすぎると重くなりますが、原子炉というのは重い状態で、余分な水が何十トンも入った状態で揺れるようなつくりになっていません。

ですから、もしも大きな余震が来たら、3号機と4号機は非常に危険な状態になります。スマトラ大地震を思い出してください。3、4年前にマグニチュード9を超える地震があり、その最大の余震が来たのは3ヶ月後でした。余震のマグニチュードは8.6です。ということは、3.11の地震からすでに2ヶ月以上が過ぎているとはいえ、スマトラの例に照らせば、まだ大きな余震が起きる可能性はあるわけです。

マ:なるほど。では4号機も同じ危険にさらされているわけですね? 4号機では燃料棒は取り出されていてプールの水に浸かっていたと記憶しています。現時点での4号機の問題とは何でしょうか。

ガ:おっしゃる通り、4号機では原子炉は運転されていませんでした。燃料はすべて取り出され、使用済み燃料プールに入れられていました。つまり、燃料が格納されていなかった、ということです。使用済み燃料プールは外側から丸見えの状態です。上空にヘリコプターを飛ばした確認では、吹き飛んだ建屋の隙間から使用済み燃料プールに入っている燃料が見えます。

4号機が停止したのは昨年の11月だったので、使用済み燃料はまだかなり高い温度を保っています。プールにはまだ多量の崩壊熱が残っているのです。ニューヨーク州にあるブルックヘブン国立研究所が1997年に行った研究によれば、燃料プールの水が蒸発して火がつくと、187,000人の死者が出るおそれがあります。これは非常に憂慮すべき事態であり、もしかしたら福島第一原発で一番恐れなければならない問題かもしれません。

最近、NRCの委員長が語ったところによれば、彼が事故後に在日アメリカ人に対して原発から50マイル[約80km]以上離れるように指示したのは、4号機に火がついて、むき出しの燃料プールからプルトニウムやウラン、セシウム、ストロンチウムが気化するのを恐れたからです。ブルックヘブンの研究を信じるなら、10万人以上の死者が出てもおかしくないからです。

マ:死者というのは被曝によって将来的にがんを発症するということですか?それともすぐに死に至る?

ガ:高放射能粒子によって将来的にがんを発症するということです。

マ:つまり4つのユニットがあって、いずれもそれぞれの危機に直面しており、すべてから放射線が出て環境が汚染された。まずお聞きしたいのは、本当のところどれくらいの放射性物質が放出されたのでしょうか。それから、かなりの量が海に流れ出ていると思うのですが、どれくらいの量が出て、それらは今どこにあるのでしょう。現時点で原発施設の周囲にどれくらいの汚染物質が存在するのか。そして台風シーズンが来たらどんなことが起き、どんな困難が予想されるのか。

ガ:私はこれまで、今回の福島の事故はチェルノブイリよりひどいと言い続けてきましたし、その考えは今後も変わりません。事故後の2、3週間で膨大な量の放射性物質が放出されました。もしも風が内陸に向かって吹いていたら、日本は滅びていたかもしれません。それくらい大量の放射性物質が出たわけですが、幸運にも太平洋のほうに流れていきました。

もしも日本を横断する形に流れていたら、日本はふたつに分断されていたでしょう。ですが、今では風向きが変わって南に向かっています。東京の方角です。今私が心配しているのは大きな余震が起きて4号機が倒れること。もしそうなったら、日本の友人の皆さん、逃げなさい。そんな事態になったらこれまでの科学はいっさい通用しません。核燃料が地面に落ちて放射能を出している状態など、誰も分析したことはないのです。

原発からは蒸気が立ち上っているのが見えますが、夏になってしだいに熱くなると蒸気が減ったように見えるはずです。でもそれは蒸気が出ていないわけではなく、見えないだけです。事故が起きたのは3月でまだ寒かったために、蒸気が見やすかったのです。原発からはまだ大量の放射性物質が出ています。

最初の2週間ほどではありませんが、それでもかなりの量です。おもにセシウムとストロンチウムが南に向かっていきます。台風が来ても来なくても同じこと。風向きによって今は南に流れていきます。これから気をつけなければならないのは、ガイガーカウンターで測れるような総被曝量ではなく、高放射能粒子です。

マ:すでに東京でも放射能汚染を示すデータが得られているという記事を読んで驚きました。私にはかなり高いように思える数値です。土壌から3,000~4,000ベクレルとか、汚泥の焼却灰から170,000ベクレルとか。でもこの高いほうの数値は焼却灰の数値ですから、焼却炉なり、何らかの焼却プロセスを経ているわけですよね。

これは相当ショッキングなレベルだと思います。風向きが南に変わり、こんなに高い数値が出るほどの汚染物質がこれほど離れたところまで達するなんて、ぜんぜん知りませんでした。どれくらいの量が、どうやって、いつ東京まで行ったのか、自分がよくわかっていなかったことに戸惑いました。こうした数値は3月には出ていたのに、4月下旬になるまで公表されなかった。この種の情報は把握していらっしゃいましたか? この数値をどう解釈されますか?

ガ:情報は把握していました。私もあなたと同じくらい戸惑っています。個人の方々からフェアウィンズ宛に、東京を走る車のエアフィルターが送られてきたんですが、それは放射線量を測るのにうってつけの方法だとわかりました。フィルターは高放射能粒子をたくさんつかまえているからです。自動車の車体工場か何かを経営している方からフィルターが7個送られてきて、そのうち5つには問題がありませんでしたが、2つは信じがたいほど放射能に汚染されていました。このことからわかるのは、放射能の雲は均一に広がるのではないということです。あまり溜まらない場所もあれば、たくさん溜まる場所もある。

福島より北の地域についても同じです。しかし東京の場合、公表されている公式な測定結果がなんであれ、放射能の雲の最悪の状況を反映していないように思います。私はスリーマイル島でも同じ経験をしました。放射能の雲は曲がりくねって流れたり、雲が大きな放射線計の数百メートル脇を通ったために検知されなかったりということはあるものです。意外ではありません。数値に現れないから存在しないのではなく、ただ単に検知されなかっただけなのです。

マ:たしかに流体力学とはそういうものですね。コップの水に染料を一滴垂らして、その染料が渦を巻きながら動いていくのを見ていると、染料が濃い場所と薄い場所ができます。それと同じです。それにチェルノブイリ事故のあとでベラーシやウクライナなどがどう汚染されたかを見た人なら知っているように、チェルノブイリを中心に大きな円ができるわけではないんです。

放射能の溜まる場所があちこちに現れるという、非常に非常に複雑な地図ができます。たぶん私が驚いたのは、それほど大量の放射能がそんな南で溜まる可能性があるという危険信号をどこからも聞いていなかったからでしょう。でも実際はそうだったわけです。じつに興味深いですね。

ガ:何が起きたかというと、放射能の雲は海に出たあと、南向きに曲がって、それからさらに西向きに曲がったのです。ちょうどフックのような形ですね。放射能の雲は海に出てから、沖の風で南に運ばれ、それから西に運ばれて東京に達した。その雲に含まれていた粒子が車のエアフィルターに詰まっていました。ストロンチウム、セシウム、そしてアメリシウムです。燃料が損傷した証拠です。

マ:それはたしか韓国にまで達したのと同じ雲ですね。そのとき韓国では一部の学校を休校にしました。ちょうど雨だったので、多量の放射性物質が降ってきていたからです。たしかにフックのように大きく南に曲がってから西に曲がらないと、韓国には届きません。

一連の流れのなかでそうなったわけですね。しかもその雲には非常に高い放射性を帯びた粒子が含まれていた。そういえば最初のうち、私が一番怖かったのは2号機です。妙に落ち着いて見えるのがかえって怖かった。横に小さな穴が開いていて、そこから四六時中、絶え間なく蒸気が出ていました。でも蒸気に何が入っているかわかっていたので、これは相当に放射線量が高くなるぞと思ったものです。

ガ:2号機はこれ以上悪くなりようがないところまできています。燃料が格納容器の底に落ちていて、その格納容器には穴があいているからです。悪い状況であることに変わりはありませんが、これ以上は悪くなりようがないのです。目下の懸念は、原子炉を冷やすのに使われている毎時何十トンという大量の水です。

当初の計画では、熱交換器を取り付けて水を冷却しながら、原子炉内の水を循環させるはずでした。こういうやり方なら新たな水が発生することはありません。ところが実際は、放射能に汚染された水が何十万トンと発生してしまいました。低濃度の放射能ならいいのですが、そうではないのが問題です。

汚染水の脱塩やろ過をしようとすると、フィルターや脱塩装置の放射能濃度が高くなりすぎて、フィルターが溶けるおそれがあります。フィルターはプラスチック素材でできていますし、フィルターを交換したくても人が近づけないからです。ですからこれは非常に難しい問題です。高度に汚染された水が大量にあるために、水を除去する作業が非常に困難なものになっています。

マ:作業上のほかの難題についても考えてみたいと思います。その大量の水を彼らがどうするつもりなのかはわかりませんし、たぶん彼ら自身にもわからないんじゃないかと思うんですが、ともあれ今は水を巨大な貯蔵タンクに移しています。

最近読んだ記事によると、そのタンクが漏れているか、少なくとも水の一部がタンクの外に出たとか。[これは、集中廃棄物処理施設に移送していた水が建屋内の通路に漏れ出した話の誤認でしょう。]だとしたら水漏れしているんでしょうね。技術者や除染作業員はこれからどんな難題に直面するのでしょう。今、作業環境はどういう状態なのでしょうか。

ガ:どうみても、危機を脱したとはとうてい言えません。屋外で作業をする人は、完全に密閉された防護服を着ています。顔のところに隙間ができないようにテープでふさぎ、ガスマスクを装着します。ガスマスクには活性炭フィルターがついていますが、そうはいってもガスマスク越しに外の空気を吸って肺に取り込むわけです。防護服を着ていると暑く、汗でベタベタします。しかも絶えず放射線計に目を配ってなければなりません。

でもこれは、不快ではありますが命にかかわるものではありません。建屋の中で作業をする人には別の問題が生じます。中に入るとき、作業員は基本的にバブルスーツ を着て、消火作業中の消防士のように酸素ボンベを背負います。スコット・エアパックと呼ばれるものです。酸素ボンベを背負って真っ暗闇の中に入っていきます。至る所に水がたまっていて。黒々と瓦礫が散らばっています。

何より放射線量が非常に高いうえ、たぶん15kg前後の装備で作業をしなければならない。放射能で汚染されていなくても、そのような環境の中で時間を過ごすのは厳しいものです。暑く、湿気が多く、1時間かそこら作業をしたらいやになってしまうでしょう。でも放射線レベルが非常に高いので、作業員はおよそ15分で外に出されます。たったそれだけでも、アメリカ人の作業員が5年間で浴びる最悪の放射能と同程度の被曝をしてしまうのです。今では彼らは作業を急いで10分以内で切り上げるようにしています。[アメリカの放射線作業員の年間被曝許容量は、50ミリシーベルトです。]

マ:日本は作業員の年間被曝許容量を250mSvに引き上げたんですよね。では、その上限に達した労働者はどうなるんでしょうか。

ガ:希望的には、いかなる理由があっても彼らはそれ以上の被曝を許されない。1ヶ月や1年間隔をあけるだけではなく、それ以上は絶対に被曝させるべきではありません。これは経験則ですが、250レムを浴びたら人は死にます。10人の人が25レムの被曝をすれば、そのうち1人はがんを発症します。100人の人が2.5レムを浴びたら、そのうち1人ががんになります。

ですから、被曝量が少なくても絶対にがんにならないわけではないのです。今作業員がやっていることは、がんになる確率を高めているのと同じことです。ちなみに250ミリシーベルトは25レムです。がんになる確率を10%高めているわけです。

マ:そうなんですか。私が見た数値は恐ろしいレベルで、一部のエリアでは1Sv台に達していたり、それよりさらに高いところがあったり。壊れた建屋の中に人々を送り込んでいる。私が気になっているのは、ああいう特殊な施設で作業する訓練を受けている人は数にかぎりがありますよね。作業員は施設についても、システムや部品についても熟知していなければならないし、それこそ廊下をどう進んでいけばいいかということもわかっていないといけません。

でも、彼らに割り当てられた被曝許容量を使い切ってしまったら、彼らはもう働けないわけですよね?また中で作業できる人を新たに訓練するんでしょうか。チェルノブイリの事故のとき、ロシアは何十万人もの作業員を投入して、一人当たり少しずつの時間で除染作業に当たらせました。今回の日本の対応はそれとはまったく違っています。もっと慎重で、作業チームの人数もかなり少ないように私には思えます。衛星写真を見ても、何十万人もの作業員が群がっている様子は確認できません。ターゲットを絞った対応をしているように思えます。そうしたやり方で仕事を終えるには、どれくらいの期間かかると思われますか?

ガ:ロシアが大人数を動員しなければなかったのは、周辺の農地に核燃料の大きな破片が飛び散ったからです。作業員は文字通り破片を拾って手押し車に乗せ、原子炉があった場所に走って戻り、原子炉ピットに破片を捨てたらお役御免です。それでも一生分の放射能を浴びました。福島の場合、放射能は封じ込められてはいないのですが、拾えるような固形の破片から出ているわけではありません。放射能は汚染水から出ています。

ウッズホール海洋生物学研究所によれば、福島の海はチェルノブイリ事故時の黒海の10倍も放射能に汚染されています。チェルノブイリの事故で人海戦術を取ったのは原子炉が爆発して飛び散ったからであり、福島の場合は爆発が起きたのはたしかですが、放射能の大部分は下に行き[建屋地下の汚染水など]、その処理に手をつけ始めたばかりという状況です。

すでに福島ではアメリカからの作業員受け入れていますし、この先もまた受け入れるんじゃないかと思います。私はとある会社の副社長としてそういう仕事にかかわったことがあります。放射能レベルが非常に高いエリアで働く作業員を雇い、実物大の模型を使って2、3週間かけて訓練します。作業員は高レベルエリアで3分間の作業を行なって、1年分の被曝を受けます。私たちは彼らに報酬を支払い、どうもありがとう、来年また会いましょう、と言います。福島でもそういう状況になるでしょう。

マ:現実的な話をすると、この先何ヶ月か何年かはわかりませんが、とにかく長い時間がかかるということですよね。福島では今何が行なわれているんでしょうか。これからまわりを何かで覆って封じ込めるのか、原子炉が最終的に冷却されるまで注水を続けながら、その過程で発生した水を回収していくのか。それとも、もうお手上げだと諦めて、ただ大量のコンクリートを流し込んで作業を終えるのか。

ガ:最終的には諦めてコンクリートを流し込むときが来るかもしれません。でも今はまだできません。炉心の温度が高すぎるからです。ですからあと1年くらいして炉心が冷えるまでは、今と同じ様な作業が続くでしょう。炉心が冷えれば、現時点とは比べ物にならないくらいわずかな崩壊熱しか出ませんので、コンクリートで固めてそのまま放置するという選択肢を検討できるようになります。

チェルノブイリのときのように巨大な墓をつくるわけです。1号機、2号機、3号機はこれでうまくいきます。ですが、4号機には問題が残ります。使用済み燃料プールが建屋の最上部にあるからです。最上部にコンクリートを流したら建屋は崩壊します。しかも放射能レベルが非常に高いので、核燃料を取り出すこともできません。私は昔、こういうことをして暮らしを立てていたわけですが、この4号機にはお手上げです。

マ:では彼らはどうすると思いますか?

ガ:4号機の建屋を囲むようにもうひとつ建屋を立てるしかないと思います。そして、150トンの重量を吊り上げることのできる巨大なクレーンを使用して、使用済み核燃料をキャニスタ[使用済み核燃料を封入する容器]に入れるのです。スリーマイル島では似たようなことが行なわれました。スリーマイルの場合、核燃料は圧力容器の底に溜まっていたわけですが。

ともあれスリーマイルでは3年、いや4年かけて溶けた燃料を取り出しました。ただ福島の場合の問題は、その作業ができる巨大クレーンがすべて破壊されてしまったことです。少なくとも1号機、3号機、4号機のクレーンは破壊されています。しかもその作業は空気中では行なえません。水中でする必要があります。ですから、たぶん彼らは建屋のまわりに建屋を立てて、遮蔽と水を十分に供給し、それから中に入って重いキャニスタに燃料を入れるのではないかと思います。

マ:なるほどそれは思いつきませんした。素晴らしいアイデアですね。

では、ここまでのところをまとめてみましょう。4基の原子炉があって、うち3基は溶けて穴が開いている。うち1基、つまり4号機は、まわりに新たな建屋をつくるのに何年もかかることから考えて、たぶん危険性がほかの原子炉より高い。事態が本当の意味で収束するにはこれから何年もかかる。

しかも4号機の場合は、新たな建屋をつくっているあいだに余震に襲われるかもしれない。また3号機では、余震が来たときに圧力容器に水が満たされていたら、また爆発が起きるおそれがある。まだまだ予期せぬ出来事が起きそうだと思うと、現状が安定しているとはいえませんね。意外な場所から水が出てきたり。ほかにも建屋やどうなるか、システムがどうなるか、予断を許しません。あと何か付け足す点はありますか?

ガ:地下水です。私は非常に心配しています。地下水の汚染レベルを測定したという話をまったく聞きません。海の状態はわかっています。汚染水が海に漏れています。建物の構造に亀裂が生じて、高汚染水が地下水に入り込んでいない保証はどこにもありません。

私は日本の人たちにも話をしてきたのですが、原子炉のまわりに堀を巡らせるのがいいと考えています。岩盤に達するまで20mくらいの深さに掘り、幅は1.5m程度。そして堀をゼオライトという物質で満たします。ゼオライトは放射性物質を吸着する能力が高いので、放射線が外部に放出されるのを防いでくれます。なぜまだそうしないのか、理解に苦しみます。

建屋の問題、冷却の問題、放射能の大気放出を止める問題を見てきましたが、問題はこれだけではありません。今現在、土壌には膨大な量の放射性物質が含まれています。福島に近い県では、下水の汚泥から放射能が検出されました。ある下水会社の重役が私たちのサイトを見て教えてくれたのですが、地震のあとで地下水が下水システムに入り込むのは珍しくないそうです。それを聞いて私はとても怖くなりました。

もしも周辺の県の地下水がすでに汚染されているとしたら、深刻な問題だからです。それなのに今は誰も注意を向けていません。

マ:一般に、地下水というのはどれくらいの速度で移動するものなのでしょう。たとえば原発から3マイル[約4.8km]離れたところまで行くのに10年かかるのか、10週間なのか。地下水の汚染がただちにどの程度の大問題につながるのでしょうか。

ガ:ただちにどうこうという問題ではないと思います。ですが、早く手を打たないと、切迫した問題に発展しかねません。地下水はゆっくり動きますが、すでに原発から出ているとなると厄介です。より離れたところにより大掛かりな堀を掘らなくてはならなくなります。私が目指しているのは、できるだけ発生源の近くで放射能をつかまえることです。

マ:どうもありがとうございました。では次に、今回の事故によって住民が具体的にどんな影響を受けるかを考えていきたいと思います。

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海外の放射能専門家の検証・インタビュー①

2011-06-08 | アート

本業はアートお葬式作家(フュネラル・アーティスト)です。

そしてこのブログには、海外などのアートのように美しい、お葬式関係の記事を発信していますが、

今の日本の未曾有の危機に面し、日本の報道と、海外の検証があまりにも違うのを危惧して、海外の放射能関連の記事を主に発信しています。

このブログ内で、以前、文部科学省の発表した関東・東北の放射能蓄積のグラフがありました。

その情報を元に、チェルノブイリと比較すると、東京でも第3地区(放射能管理地区)に当てはまるところが多かったのですが、今回江東区などの土壌調査で、

「東部スラッジプラント北グラウンド」一平方メートル当たり23万ベクレル

「大島小松川公園わんさか広場」一平方メートル当たり15万ベクレル

の汚染が確認されたようです。

これはチェルノブイリと比較したら、希望移住区域に当てはまるようです。

東京でも第2ゾーンになっているところが出てきたようです。

チェルノブイリ
148万bq/m2~         非居住区域
55万5000bq/m2~148万bq/m2   移住区域
18万5000bq/m2~55万5000bq/m2 希望移住区域
3万7000bq/m2~18万5000bq/m2  放射能管理区域
 
詳しくはこれ→http://koutoumama.jimdo.com/
 
 
また、今日は新しくアメリカのアーニー・ガンダーソン氏の福島原発の今の状況のインタビューが入ってきました。
 
 
以下転載です。
 

クリス・マーテンソンによるアーニー・ガンデーセン独占インタビュー:「福島はわれわれが考えるよりはるかに危険であり、その危険ははるかに長く続く」

パート①

クリス・マーテンソン(司会、以下「マ」):
今日のゲストはフェアウィンズ・アソシエーツのアーニー・ガンダーセンさんです。ガンダーセンさんは原子力工学界の生きた伝説というべき方です。39年以上にわたって原子力産業とその監視に携わり、原子力の安全性に関する問題で連邦政府や民間企業からたびたび専門家証人として発言を求められてきました。

福島での事故が起きた直後から、アーニーとフェアウィンズのスタッフは徹底した、扇情的でない正確な状況分析を行なってきましたた。東電、日本政府、メディアからの情報が十分に得られなかっただけに、さぞ困難な作業だったことでしょう。今日は福島第一原発の最新状況についてお話を伺います。

事故は収束とは程遠く、非常に厳しい状況が続いています。私たちも目を離してはいけないのです。しかも今日は、私たちが知っておくべき重要なポイントや、原子力発電所の近くに住む、あるいは原子力発電所をもつ国に住む住民にとっての具体的なアドバイスもしていただく予定です。ということでアーニー、出演していただいて光栄です。

アーニー・ガンダーセン(以下「ガ」):
ありがとう。あなたのサイトの読者が大勢私たちのサイトにも来てくれています。感謝しています。

マ:私の読者は意見と切り離した事実、真実を知りたがっています。この機会に、複数ある原子炉の現状がどうなっているのかを教えていただきたいと思います。

まずお聞きしたいのは、福島で何がどのように起きたのか。設計上のミスなのか、単に津波に襲われて運が悪かっただけなのか。そもそも絶対に起きないと繰り返し聞かされてきたことが実際に起きるなんて、どうしてそんな事態に至ったのでしょうか。

ガ:ちょっと物理学の話になりますが、原子炉が停止しても、熱は出続けます。当初もっていた熱量のわずか5%ではありますが、もともとの熱量が何百万馬力もあるわけですから、5%でも大変な量です。だから停止したあとも原子炉を冷却し続けなければなりません。

福島では「全交流電源喪失」と呼ばれる事態が起きました。それは想定されていたことです。全交流電源喪失とは、非常用蓄電池以外のいっさいの電源が失われることです。蓄電池だけでは原子炉冷却のための巨大なモーターを回すことができません。

それでも、全交流電源喪失が起きても4、5時間でどうにか電源を回復できるというのが当初の想定でした。ところが福島では津波の規模があまりに大きく、ディーゼル発電機が壊れ、「原子炉補機冷却海水設備2」と呼ばれるものも壊れてしまった。要するに大きなポンプに電力をまったく送れなくなったということです。

では、このような事態は予想できたのでしょうか。福島第一原発は7mの津波を想定してつくられていました。実際の津波は10m以上。おそらく15mを超えていたと見られています。設計上の津波の想定が甘すぎるという指摘は以前からありました。

少なくとも10年前からはそう指摘されていましたし、それ以前にも警鐘を鳴らす人たちはいたはずです。かりに想定していたとしても、ここまでの大きさのものが予想できたでしょうか。はっきりしたことはわかりませんが、もっと小規模な津波であっても備えが十分でなかったのは確かです。

マ:つまり津波に襲われて装置類が水浸しになってしまった。ほかにも設計上の問題があったと聞いていますが。たとえば、発電機の設置場所に安全上の問題があったとか、予備電源設備がたまたまぜんぶ地下にあったために全滅してしまったとか。

ところが事故当初の彼らの発表は「心配いらない、原子炉はすべて緊急停止(スクラム)したから」というものでした。ところが、24時間も経たないうちに今度は「海水を注入している」という。海水の注入を始めた時点で、誰が見ても深刻な状況になっている、ということは明らかだったと思うのですが?

ガ:その通りです。海に船を浮かべたことのある人なら誰でも知っていることですが、海水は塩水ですからステンレススチールとはあまり相性がよくありません。500度(260℃)の高温状態でのステンレススチールと塩水の相性は最悪です。おっしゃる通り、福島原発には弱点がありました。鎧にあいた穴のようなもので、ディーゼル発電機はそのひとつです。

ですが、たとえディーゼル発電機が高い位置に設置されていたとしても、先ほどお話した「原子炉補機冷却海水設備」のポンプが壊れてしまったのですから、やはりトラブルは発生したでしょう。このポンプはディーゼル発電機を冷やすためのポンプです。ですから、仮にディーゼルが故障していなくても、津波のせいでディーゼルの冷却水は止まってしまっていたわけです。ですから、ディーゼル発電機のせいにするのはお門違いです。

マ:では順番に見ていきましょう。1号機については、つい1週間ほど前に彼らはついに認めましたね。こちらではすでに一部から指摘されていたことですが。つまり、1号機の燃料は部分的損傷以上の状態、もしかすると完全なメルトダウンかもしれないということです。あなたは1号機をどう見ていますか? そして1号機の現状は?

ガ:水素爆発が起きるとき、燃料の外側は華氏2200度(1200℃)以上、内側は華氏3500度(1900℃)をはるかに超えています。燃料はもろくなり、燃え、融けて溶岩の塊のようになって原子炉の底に落ちます。1号機がそういう状態になっていることは多くの人にとって明らかでしたし、米原子力規制委員会(NRC)も把握していたはずですが、3月の時点でNRCはそのことを言いませんでした

ともあれ原子炉の底に溶岩の塊が落ちているも同然だったわけです。ここで指摘しておきたいのは、原子炉の外側には格納容器があるということです。つまり守ってくれるバリアがもう一重あるわけです。ところが、原子炉内が高温になって水分が蒸発したため、消防車のポンプを海につないで海水を原子炉内に注入した。燃料がそれぞれ管状の構造を保っていたのであれば、水がウランを覆って十分に冷却することができたでしょう。

しかし、塊になって原子炉の底に落ちている状態では、水は塊の上表面にしか当たらないため、融けた塊はさらに下に落ち始めます。1号機のような沸騰水型原子炉の場合、原子炉の底に制御棒を貫通させるための穴が70個くらいあいています。

私はこの穴が弱点になったのではないかと考えています。融けた燃料の塊は中心部が華氏5000度(2760℃)です。たとえ外側は水に触れていても、内部は華氏5000度(2760℃)なのです。ですから穴を通って溶け出して格納容器の底に落ちます。

それが今現在の状況です。原子炉はないも同然で、ただ大きな圧力釜があるだけです。融けたウランは格納容器の底に落ちています。格納容器の底は平たいので、落ちたら広がります。この先、コンクリートの床まで融かして進んでいくとは私は思いません。

長い時間をかけて少しずつそうなる可能性はありますが。ですが、すでに損傷は起きてしまいました。格納容器に亀裂が入り、そこから水が漏れているのは明らかだからです。>水を上から注入していますが、水を上から入れて底から出るに任せる、と言うのは、事故に遭った原子炉を冷やす方法として最適なものとはいえません。

上から水を入れ、水は原子炉の底から出て行き、さらに格納容器の亀裂から漏れ出て行きます。その水は、ウラン、プルトニウム、セシウム、ストロンチウムにじかに触れた水です。その水がそうした放射性同位体をすべて含んだまま、液体として、あるいは気体となって周辺に拡散したわけです。

マ:では、燃料が融けたとき、それは単なる崩壊熱によるものだったのでしょうか。再臨界であるとか、核反応と呼べるような何らかの事象が起きたわけではなく、原子炉が運転されていたときに存在した同位体の崩壊熱だけが原因で? それだけで華氏5,000度(2760℃)に達するには十分だと?

ガ:そうです。4~5%という富化度[含有度]の低いウランが融けても、再臨界は起こせません。福島第一原発で臨界が起きているとすれば-そしてヨウ素131が依然として検出されているのでその可能性は十分にあるのですが-それは1号機の炉心からでも2号機の炉心からでもありません。どちらも塊になって格納容器の底に落ちているからです。

マ:なるほど、つまり燃料の塊は、一番内側にあるスチール製の大きな圧力容器から出て、今は格納容器の平たい底に落ちている。この底はコンクリートでできている。そして1号機と2号機はだいたい同じ状況にある。では、3号機はどうなっているのでしょうか。

ガ:3号機の場合は燃料が圧力容器から融け出ていない可能性があります。一部が底に落ちているのは確かですが、圧力容器の外には出ておらず、一部の燃料は依然として燃料らしい姿を保っている可能性があります。もろくなっているのは間違いないでしょうが。じつは、燃料がそのような状態になっているときには再臨界が起こりえます。それだけではありません。

1号機から4号機までのどの燃料プールでも、臨界が起きる可能性があるのです。高濃度の放射性ヨウ素がたびたび検出されていることから考えて、4つの燃料プールのどれか、または3号機の原子炉が、ときおりひとりでに燃え始め、高温になりすぎると自動的に停止するというサイクルを繰り返しているのではないかと私は考えています。いうなれば呼吸をしているのです。

マ:なるほど。つまりその呼吸をしているときには、核分裂反応が起きて多量の熱が生まれ、そしてもちろん多量の同位体が発生するのでその崩壊熱がまた発生する。そういう呼吸が起きているとしたら、いずれかの構造内の小さな一部分で核分裂が維持されているのか、それともその状態はかなりの規模で起きているのか。どちらだとお考えですか?

ガ:かなり多量の核燃料でその状態が起きていると思います。たぶん原子炉の炉心の10分の1くらいが核分裂を始めたり止まったり、始めたり止まったりを繰り返しているのではないでしょうか。そのせいで余計に熱が発生します。上から水を注いだくらいでは、原子炉の10分の1の熱を除去することはできません。

しかも3号機にはもうひとつ問題があって、NRCも昨日初めてそれに言及したのですが、先ほどもお話しした海水と鉄の相性の問題です。NRCは原子炉の底が割れるおそれがあると、文字通りに割れて中身を全部ぶちまけてしまうおそれがあると考えています。というのも、高温の鉄が塩に触れたら、腐食するのにおあつらえむきの状況ができてしまうからです。

ですから3号機で非常に恐ろしいのは、原子炉の底が割れて、中に残っているものがすべて、それが炉心全部であれ何であれ、何もかもが一気に落ちるかもしれないということです。そうなったら「水蒸気爆発」が起きる可能性があります。確率は100分の1くらいでしょうか。明日そうなると言っているわけではありませんが、もしも炉心が壊れたら水蒸気爆発が起きます。ただし、炉心が壊れるかどうかはわかりません。水蒸気爆発が起きたら、すでに起きた水素爆発のような激しい爆発になるでしょう。

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文科省がこそっと出した関東・東北の汚染予測マップ

2011-06-06 | アート

いつもはフュネラル・アート(遺族がする手作りのアートお葬式装飾)の海外の情報を発信しています。

いまは、放射能漏れの海外のメディア情報を中心に発信しています。

日本政府が情報を隠蔽し、国民の命や安全より、避難とかにかかる報奨金などを払うのがいやなのでしょう。真実は海外のメディアから仕入れるしかありません。

なので、ちょっとでもお役に立てれば、、と思い、放射能漏れの情報を発信しています。

 

本日は文科省がこそっと出した、関東・東北の3月15日のスピーディーによる、放射能汚染マップをアップいたします。

3月15日にこのような予測があるのであれば、なぜ関東・東北の人に、放射能が拡散されるので、皆さん建物の中で待機してください。とか、

危険を注意してくれなかったのでしょうか?

このマップを見ると、東京、神奈川、静岡あたりまで、放射能が拡散しています。

たぶん3号機の3月14日の核爆発後の予測であったと思われます。

日本政府は3月15日の午前にはこの様な放射能が東京を含む関東に拡散することを知っていたようです。

知っていて、国民には危険を教えてくれませんでした。その為多くの関東・東北の方がすでに被爆しているようです。

これ→http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/05/10/1305748_0315_06.pdf

 

今、フランスがチェルノブイリのときに、

やはりフランス政府が放射能汚染がフランスまで及んでいるのにも係わらず、フランス国民に情報を隠蔽し、

フランス国民が危険を知らせてくれたら、避ける事が出来たかもしれない被爆の件で、

情報を隠蔽した政府関係の人を裁判にかけているようです。

これと同じような事が今日本にも起こっているようですね。

これ→http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=17525

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海外で福島はレベル8にという声が上がっている

2011-06-04 | アート

フュネラルアート(遺族が出来るアートお葬式装飾)の情報を海外の物を主に発信しているブログですが、

今、福島の放射能漏れの情報が、日本政府と海外の検証が余りに違うので、放射能の海外の情報を主に発信しています。

本日は、海外のメディアが福島の放射能漏れは、レベル8にするべきである、、と

レベル8を新しく設けよ、、との声が上がっているようです。

とうとう、チェルノブイリを超え、レベル8になる動きが、海外から出ています。

IAEAにレベル8を作れと言及しているようです。

 

これ→http://enenews.com/nuclear-engineers-urging-iaea-to-create-level-8-on-ines-scale-for-fukushima

日本が、世界中で一番の放射能漏れの悲劇を起こしたことになってしまうようですね。

これからまだまだ続くであろう、放射能漏れは、どこまで、拡散し、日本人の健康に影響を及ぼしていくのでしょうか?

恐ろしい自体になっています。

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4号機倒壊すると、186000人が死亡する?

2011-06-03 | アート

いつもはフュネラル・アート(遺族自身が出来る・アートお葬式装飾)の記事を書いていますが、

福島原発の放射能漏れの海外での検証が、日本政府の検証とまったく違うので、

海外での検証を主に情報発信しています。

 

本日は恐ろしい、インタビューを発見してしまいました。

アメリカの放射能専門家・アンソニー・ガンダーソン氏のインタビューです。

これは、海外在住の飯塚真紀子さんが、直接アンソニーさんにインタビューに行かれたときの物らしいです。

それには、1,2,3号機はすでにメルトダウンはしているのは、すでに発表されていますが、

彼によると、1,2号機はもうメルト・スルー(溶解して、地面に落ちている)可能性が高いようです。

また、3号機はまだ温度が高くなったり、低くなったりしているのは、

以前に海水を原子炉を冷やすのに入れたため、塩分が固まって、それが邪魔をして、水が核燃料に届かないとの事で、水蒸気爆発の可能性もまだあるようです。

そして、一番怖いのは、4号機です。

4号機には使用済み燃料が沢山プールにありますが、そこにはもう水はない様です。

以前にも書きましたが、建屋がとても傾いており、もし、マグニチュード7クラスの余震が来たら、倒壊は免れないだろう、、とのことです。

もし倒壊し、大量の放射能物質が空気に触れ、拡散したら、

アメリカ・ロングアイランドにある、エネルギー研究で知られる、ブルックヘブン国立研究所が試算した所によると、約

186000人が死亡する可能性がある、、と言う事です。

記事はこれ→http://makikoi.blog47.fc2.com/blog-entry-185.html

 

また4号機の画像を撮った動画があるのですが、その壊れた窓のようなところから、ドロっと何かが垂れているような映像があるのです。

窓の付近にあったのは使用済み燃料のプールの筈。

何か、空気にそのままいわゆる「象の足」と言われる、核燃料の解けたものが垂れ下がっているようにも感じれる画像です。

それが「象の足」なのかどうかは、断言できませんが、とても気持ち悪いドロっとした物体です。

これは海外での検証ではありませんが、とても危険な感じの映像です。

4号機の壊れた窓のようなところから、核燃料が垂れてる?倒壊したら、この燃料が全部空気に触れて拡散する?

これ→http://www.youtube.com/watch?v=BDzpaO4nVms&feature=related

コメント (2)
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フランス・放射能調査団が記者会見

2011-06-02 | アート

いつもは美しいアートを使った手作りのアートお葬式・装飾の情報を、海外の事情を中心に書いていますが、

今の未曾有の放射能危機に、日本の放射能関連の情報の海外での検証を主に発信しています。

日本政府と、海外の放射能専門家などの検証はかなり違います。

今日はフランスの放射能専門家・クラリッドの所長である、シャレイロン氏が6月1日に日本で記者会見した様子をご紹介します。

これ→http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060101001126.html

「基準20ミリシーベルトを批判」 仏の汚染調査団体
 

記者会見するCRIIRADのシャレイロン研究所長=1日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ
 

福島第1原発事故を受け、5月下旬に福島県などで放射線量を測定したフランスの放射性物質の汚染調査団体CRIIRADのシャレイロン研究所長は1日、都内の日本記者クラブで記者会見し、日本政府が計画的避難区域の基準とする年間20ミリシーベルトの積算被ばく線量について「高すぎる」と批判した。

 シャレイロン氏は、事故直後に周辺住民は大量に被ばくしているとみられ、数値をより低く設定する必要があると指摘。「20ミリシーベルトという基準は外部被ばくだけで、呼吸や汚染された食品の摂取による内部被ばくは含まれていない」と批判した。(共同)

 

記者会見の文字おこしです。

以下転載。


フランスの放射性物質の汚染調査団体CRIIRADは、チェルノブイリの事故の後作られた団体です。

設立動機は、フランス政府が、「フランスはチェルノブイリの影響を受けていない」と嘘をついたために、民間で調査しようという目的で設立された団体です。

嘘を許さない、自分たちで放射能を測定するために政府からも、団体からも独立した立場をとっており、目的は、市民に正確な情報を提供することです。

原発に賛成とか反対とかではなく、すべての放射線から市民を守るのが目的。

フランス政府が、チェルノブイリ事故当初、ヨウ素剤を配布しなかったり、また食物摂取制限をしなかったために、牛乳や、葉物野菜からも被曝をした。フランス市民はしなくてもいい被曝をしてしまった。

福島の事故が起きた翌日3月12日から活動を開始した。事故直後、市民は、情報の面でも、放射線防護の面でも、非常に不十分対策しかとられなかった。

IRSNのシュミレーションでは、3月15日に東京もかなり放射線が行っている。

東電発表のデータを見ただけで、相当の量の放射線が周辺地域に流れた事が推測される。

放射能はその後も出続けている。もっと早く対策をとられるべきだった。避難が必要だった。特に事故直後の。
その後かなり遅くなってから避難区域が設定されたが、これは科学的情報に基づいて合理的判断をしたものではなかった。

......(かなり長くなりますので、以下、省略)

その後、質疑応答で、長崎大学の山下教授の件なども取り上げられています。


CRIIRADは、6月中に福島市内で食品測定を、次にホールボディカウンター測定を予定、体内汚染がわかるセンター機能を果たしていきたいとのこと。

また、日本人みんなが大変懸念している「高度汚染食品チェックのリスト」にも触れられています。

フランス・クラリッドの放射能拡散シュミレーションなど

http://www.irsn.fr/EN/news/Documents/irsn-simulation-dispersion-jp.pdf#search='IRSNのシュミレーション'

 

また、海外のメディアに東北地方の人が肺炎で亡くなったり、入院している方々が多くなっているが、それが放射能被爆による症状ではないか?との記事が出ています。

チェルノブイリでも肺炎症状が出たらしいです。

これ→http://enenews.com/pneumonia-cases-surge-japans-tohoku-region-frequency-pneumonia-increased-after-chernobyl

少なくとも、11人が肺炎で死亡。150人くらいが入院中。例年の今頃に比べて、5倍、6倍の肺炎発症率らしいです

震災の瓦礫などがそのまま放置され、埃とかが多いのが原因かもしれませんが、

東北の方は津波や地震で復興に一生懸命ですが、放射能の情報も気をつけてご自身で、収集されたほうが良いようです。

日本政府は危険を教えてくれないようです。

管さんの不信任決議が否決されたようですね。。。

まだ当分、現政府による情報隠蔽が続くようです。

しかし、海外のメディアや専門家が情報発信してくれていますので、また何か海外の情報があれば、アップします。

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フランス・放射能専門家からの警鐘

2011-06-01 | アート

フランスの放射線専門家グループのクリラッドという機関から、日本の福島・原発放射能漏れに対して、

警鐘の声明文が出ています。

日本語の訳文なので、読んでみてください。

日本の政府の対応とかなり違います。

福島から100キロの仙台や、200キロ以上ある東京も放射能汚染が激しい、、と訴えています。

 

http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon/en_japonais/Communique_03-30_japonais.pdf

 

また、5月24日より、クラリッドが日本の福島などで放射能値の調査を行なっています。

以下にクラリッドの活動についての詳細を明記しております。

 

Commission de Recherche et d’Information Indépendantes sur al Radioactivité =放射能に関する情報および独立調査のための委員会  グリーンピースジャパンより)

  福島第一の放射性物質の影響について

  CRIIRADの科学チームは、524日より以下3つの目的で日本の状況を現地調査をしている。

  1)調査

ブリュノ・シャレロン(Bruno Chareyron)CRIIRAD研究所責任者、原子物理学技師)とクリスチャン・クルボン(Christian Courbon)(フィールド調査専門技術者)は、524日より茨城県から現地測定を始め、2日前より福島県入りしている。汚染地域の居住者が被る放射能レベルを測定し、環境汚染レベル及び食品汚染を測定し、公式測定結果が現地の実情を正しく伝えているかどうかをチェックすることが目的。

  2)研修と備品提供

CRIIRADは、1ヶ月前より、人の健康、特に子供の健康への影響を最大限に抑えるため、環境における放射線調査に乗り出した市民や市民団体に情報と備品を提供する活動をしている。CRIIRADは、そのパートナー団体(特に「PROJET 47」)に対して15,000ユーロ以上の備品を貸与し、食品調査に充てる備品購入費用を提供した。PR0JET 47 の目的は、被災地により近い場所で現地団体と連携し、独立した無料の調査ステーションとを設置することである。1ヶ月以上前より、PROJET 47代表岩田渉(わたる)氏とともに研修活動が活発に行なわれている。岩田氏は現在CRIIRADチームと現地で調査に関わり、成果も徐々に出てきている。

  3)人的被害を最大限に抑える

CRIIRADは、25年来蓄積した経験と国際的に得た信頼性の全てを、人間の放射能汚染保護の向上に捧げるべく全力を尽くしている。

  a / 居住者の放射能照射レベル調査において確認された重大な欠如、人間の放射能保護措置の実施における深刻な不足要素(特に312日から16日の最も深刻な時期)についてまとめる

  b /  ここ2ヶ月来目立つ情報不足についての分析(1986年、フランス政府は「チェルノブイリはウインタースポーツ2週間分に相当」と繰り返していた。2011年、日本では「福島第一はスキャン1回分に相当」とされている)

  c / 居住者、特に子供や胎児の放射能照射を最小限に抑えるため、国内外レベルで活動が始まっている。放射能保護規格(1年に20ミリシーベルト)の問題と食品汚染問題は日本国外まで広く及んでいる。福島第一の影響は、今日国籍を問わず地球市民に関係する問題である。

 

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米国では福島の再臨界の検証されている

2011-06-01 | アート

アートお葬式装飾の海外や日本での情報などを発信していますが、

今は、未曾有の日本の放射能危機に対して、海外のメディアなどの情報を主に発信しています。

日本政府は真実を隠蔽しているようです。

是非自分の身は自分で守って下さい。

 

本日は5月中旬に、アメリカのMITが日本の福島原発が再臨界しているということを検証した記事をご紹介する。

再臨界は、元東電社員の方の告発ビデオでも言われていますが、

こうして、科学的に検証済みのようです。

アメリカの検証→http://www.technologyreview.com/blog/arxiv/26738/

 

この記事の中で、東京大学Tetsuo Matsui教授の報告として

(このひと?松井 哲男 東京大学大学院総合文化研究広域科学専攻相関基礎科学系

専門分野:原子核理論・高エネルギー核反応論
http://www.dbs.c.u-tokyo.ac.jp/labo/b/tetsuo_matsui.php

以下の様な報告

・事故を起こした1~4原子炉排水口からのセシウム137とヨード131の比率の変化から結論。

・1号機と3号機は再臨界を起こしていない。

・2号機の炉と4号機の使用済み核燃料プールが再臨界。

・Xデイから10日から15日後に再臨界を示唆するデータがみつかる。

・12日間以上再臨界の状態が続いていた。

 

また、3月14日からの福島放射能漏れのアニメーションもみつけました。

http://ag.riken.jp/u/mon/show.cgi?2011-03

 

それと、日本の政府が最近決めた食品の放射能安全基準と、海外の国々の基準があまりにも違うのにはびっくりします。

日本政府は日本国民の健康や安全よりも、

放射能高濃度の地域からの避難や、高放射能で物が売れなくなる保証金、賠償金など、お金がかかるのを少しでも安くしたいようです。

 

国民の命よりお金が大事なようです。

世界も驚く日本の基準値2000ベクレル→http://kingo999.web.fc2.com/kizyun.html

コメント (1)
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