昨年の夏にうかがった石巻市の新館に
今年もまた行って来ました。
この地区にはサマリタンズ・パースという団体が
震災直後からずっとボランティアで入って、家の修復をしています。
津波ですっかり浸かってしまった部分の床板や壁をはがし、
中にまで入り込んだ泥を掻き出してキレイに洗い、
再び断熱材を入れて、床や壁のコンパネを張る所までを無償でやります。
そこから先はその家の主が、大工さんに発注して内装をするのだそう。
このようなボランティアを受けるに当たり、
被災した方は別にどこかに登録するとか、そういう手順を踏むのではなく、
多くの場合途方に暮れながら、それでも出来る場所を、と
避難所から通って庭などを片づけていたら、
「お手伝いしましょうか?」
と声を掛けられ、それが始まりだったと言うのです。
或いは、既にボランティアが入っていたお宅からのクチコミとか。
想像してみると、何だか不思議な話ではないですか?
普通に常識で考える段取りじゃないですよね、全くもって。
あるお宅は、既に内装も出来上がり、
新たにバリアフリーにしたおうちで新生活を送られていました。
畳の間をフローリングにし、前より使いやすくなったそう。
美しく手入れされた庭が印象的でした。
あるお宅は、現在内装の大工さん待ちだそうで、
まだ別の場所に住んでおられます。
でも、キレイにコンパネを張った状態で待てるから、
全く違う、希望がある、とおっしゃっていました。
お庭の手入れにせっせと通っていらっしゃってます。
別のお宅は、今ちょうど修復作業中。
ボランティアの面々が毎日何人も通って来ていました。
床の下には、まだまだ地面が見えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/cf/618eee830ce7d0f05f5647c492e3206d_s.jpg)
Photo by Daniel Beck ©2012
一年と5ヶ月経った現在、個々のケースで状況が全く異なっていました。
自宅の修復は諦めて、更地に戻し、別の場所で新生活を始められた方もいます。
或いは、元の自宅を修復して戻るのか、未だ決めかねておられる方も・・・。
被害の状況、それぞれの思い、すべて違うのだなぁ、と。
それでも、地域の皆さんの笑顔がとても印象的で、力強さを感じました。
wingsの高奈秀匡&美香夫妻と一緒に野外でコンサートを。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/3b/770d163adf7e37bb4dd1dc1690e10a2f_s.jpg)
Photo by Daniel Beck ©2012
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/f3/07916eab2414f45c6bf85e4720ed6446_s.jpg)
Photo by Daniel Beck ©2012
そして、サマリタンズ・パースと協力して働いている宣教師のディーンさんが、かき氷を!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/2d/6b83bc6848434d11deb76f852f72ea24_s.jpg)
Photo by Linda Bengtson ©2012
天気予報では雨になると言われていた先週ですが、
灼け付くような陽射しの、まさにかき氷にはパーフェクトな午後となりました。
コンサート後は、おしゃべりに花が咲いて。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
今回の旅は夫が言い出してディーンさんに連絡を取り、実現しました。
この地区は、たくさんの素晴らしいシンガーたちが訪問している場所なので、
うーーん、私なんかが行っても。。。
とか、
おうちの修復で忙しいディーンさんを煩わせても。。。
とか、
ちょうどお盆の真っ最中だし、押し掛けても地元の皆さんに迷惑じゃ。。。
とか、
私の思考はそういう方向に走りがち。
でも、行けてよかった、と思いました。
皆さんの笑顔を見れて、そう思いました。
日常が始まった方も、未だ非日常の中に暮らしている方も、
それぞれの困難がある事でしょう。
そんな皆さんの姿に、私はまた生きるって言う事を教えられます。
それは、日々をコツコツと歩いて行く事。。。
時々、遥か遠くを臨み、
時々、永遠という視点を感じたら、
また、目の前に視線を落として歩いて行く事。
それは、遠く離れている私にとっても、きっと同じ事なのだ。
しっかり歩こう。。。
今いる場所で。
今年もまた行って来ました。
この地区にはサマリタンズ・パースという団体が
震災直後からずっとボランティアで入って、家の修復をしています。
津波ですっかり浸かってしまった部分の床板や壁をはがし、
中にまで入り込んだ泥を掻き出してキレイに洗い、
再び断熱材を入れて、床や壁のコンパネを張る所までを無償でやります。
そこから先はその家の主が、大工さんに発注して内装をするのだそう。
このようなボランティアを受けるに当たり、
被災した方は別にどこかに登録するとか、そういう手順を踏むのではなく、
多くの場合途方に暮れながら、それでも出来る場所を、と
避難所から通って庭などを片づけていたら、
「お手伝いしましょうか?」
と声を掛けられ、それが始まりだったと言うのです。
或いは、既にボランティアが入っていたお宅からのクチコミとか。
想像してみると、何だか不思議な話ではないですか?
普通に常識で考える段取りじゃないですよね、全くもって。
あるお宅は、既に内装も出来上がり、
新たにバリアフリーにしたおうちで新生活を送られていました。
畳の間をフローリングにし、前より使いやすくなったそう。
美しく手入れされた庭が印象的でした。
あるお宅は、現在内装の大工さん待ちだそうで、
まだ別の場所に住んでおられます。
でも、キレイにコンパネを張った状態で待てるから、
全く違う、希望がある、とおっしゃっていました。
お庭の手入れにせっせと通っていらっしゃってます。
別のお宅は、今ちょうど修復作業中。
ボランティアの面々が毎日何人も通って来ていました。
床の下には、まだまだ地面が見えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/62/cf/618eee830ce7d0f05f5647c492e3206d_s.jpg)
Photo by Daniel Beck ©2012
一年と5ヶ月経った現在、個々のケースで状況が全く異なっていました。
自宅の修復は諦めて、更地に戻し、別の場所で新生活を始められた方もいます。
或いは、元の自宅を修復して戻るのか、未だ決めかねておられる方も・・・。
被害の状況、それぞれの思い、すべて違うのだなぁ、と。
それでも、地域の皆さんの笑顔がとても印象的で、力強さを感じました。
wingsの高奈秀匡&美香夫妻と一緒に野外でコンサートを。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/32/3b/770d163adf7e37bb4dd1dc1690e10a2f_s.jpg)
Photo by Daniel Beck ©2012
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1b/f3/07916eab2414f45c6bf85e4720ed6446_s.jpg)
Photo by Daniel Beck ©2012
そして、サマリタンズ・パースと協力して働いている宣教師のディーンさんが、かき氷を!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7e/2d/6b83bc6848434d11deb76f852f72ea24_s.jpg)
Photo by Linda Bengtson ©2012
天気予報では雨になると言われていた先週ですが、
灼け付くような陽射しの、まさにかき氷にはパーフェクトな午後となりました。
コンサート後は、おしゃべりに花が咲いて。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
今回の旅は夫が言い出してディーンさんに連絡を取り、実現しました。
この地区は、たくさんの素晴らしいシンガーたちが訪問している場所なので、
うーーん、私なんかが行っても。。。
とか、
おうちの修復で忙しいディーンさんを煩わせても。。。
とか、
ちょうどお盆の真っ最中だし、押し掛けても地元の皆さんに迷惑じゃ。。。
とか、
私の思考はそういう方向に走りがち。
でも、行けてよかった、と思いました。
皆さんの笑顔を見れて、そう思いました。
日常が始まった方も、未だ非日常の中に暮らしている方も、
それぞれの困難がある事でしょう。
そんな皆さんの姿に、私はまた生きるって言う事を教えられます。
それは、日々をコツコツと歩いて行く事。。。
時々、遥か遠くを臨み、
時々、永遠という視点を感じたら、
また、目の前に視線を落として歩いて行く事。
それは、遠く離れている私にとっても、きっと同じ事なのだ。
しっかり歩こう。。。
今いる場所で。
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