Counting Blessings

シンガーソングライター Yumiko Beckの
活動やあれこれ。

くりかえし

2011年06月16日 | 日記
「私は眠り夢見る、
 生きることが喜びだったらと。
 私は目覚め気づく、
 生きることは義務だと。
 私は働く―――すると、ごらん、
 義務はよろこびだった。」
   
          (タゴール)


この詩を紹介してくれたのはアーサー・ホーランドさんだった。
御茶ノ水でやっているフライデーナイトという会での事。
私も時々関わらせてもらっている。

この詩を若い頃に知っていたらどんなによかったか、と思う。
若い頃に聞いても共感できなかったかもしれないけれど。

日々のルーティンにうんざりして、もっと意味のある事を求めたりする。
自分にはその価値があるのだ、とか考えたりして。

だが、そういう思いの先には渇きや焦りしかない。
逆説的だけれど、突破力って一度そのルーティンに深く潜って
全力で取り組んでみる事でしか得られない気がする。

すると、ある時ふと
「これを一生のものにしてもいいな」と考えられる自分を発見したりする。

どんな場所にも、どんな役割にも
面白さや喜びってあるものだ。

でもそんな時、神様は次の扉を開いて呼んでいたりする。
「いや、実は今のあなたにしてほしい仕事があるんだ。」とか言っちゃって(笑)。

それは、はるか昔に望んでいたものかもしれないし、
思いも掛けなかった事かもしれない。

そしてまた、義務に生きる日々が始まる。

・・・人生の歩みっていつもそんな事の繰り返しのような気がする。

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