新交（？）も温める

旧交に対する言葉は何なのか、よく分からないのですが、
火曜日から今日の朝まで仙台の友人が泊まっていました。
このブログにもよく登場するwingsの高奈美香さんです。

よく考えたら、まだ５年にも満たないお付き合い。
お名前とお顔は２０年以上前から存じていましたが、
我が家が４年半前に所沢市のこの家に引っ越して来た頃から急接近

当時、美香さんの住んでいるおうちが、うちから歩いて行ける距離にあったのですね。
そしてたまたまその年、私が美香さんの働いていた聖書学校の生徒になった。。。
と言ういきさつも重なり、彼女の人となりをより身近に知るように。

まったく、出会いと言うものは天からの恵み。
意図的にはアレンジ出来ないものだと思います。

その後すぐ結婚されて、仙台に移られたので、
近くに住んでいたのは賞味一年間ほど。
でもこの一年間がやたら濃かった（笑）。

色んな爆笑の出来事もありました。
中でも印象深かったのは、お宅でお茶を頂いて、
「じゃあねぇ～～～」 と、おいとまして、
近所のスーパーで買い物しようとバッグを空けたら、
そこに、掃除機の隙間用の吸込口がコロンと入っていた事。

ぜんっぜん記憶にありません。
でも、紛れもなく美香宅の掃除機の部品。
なんで？
私、無意識のうちに人んちの掃除機の部品を
自分のバッグに入れちゃったわけ！？

・・・未だに謎です。

でももう、あまりに可笑しくて可笑しくて。
その場に崩れるようにしゃがみ込み、
一人声を殺して笑いました。

振り返れば、あれが始まりだったか？（笑）
その後は一緒にコンサートをさせて頂くようにもなりました。
また、彼女を通してたくさんの新しい出会いもやって来て。

ソプラノ歌手の坂口千栄さんもそのお一人。
千栄さんは、今では私の歌の先生でもあり。
不肖の生徒を忍耐強く、愛を持って導いて下さいます。
・・・が、ひとたびレッスンが終われば楽しい話に花が咲きます。

今回はレッスンなしの女子(?)会。
美香、千栄、ユミコの巻。

こちらは千栄さん作のニョッキ。


パプリカと生ハムを添えた冷製パスタ。


手作りの！クリームブリュレ。


最近渡仏した美香さんが、あっちのスーパーで仕入れた
マカロンキットによる、手作りマカロン。


作り方が全部フランス語なので、
これは絶対千栄さんに！と思ったとか。

千栄さんはフランス歌曲を深めておられるのです。
食べながら、最近取り組んでおられる、
ドビュッシー自身の詩による後期の作品について話して下さり、
その詩を朗読して下さる。

女子会は突如として、贅沢な、にわか音楽講座に。

痛みの多かったであろう芸術家の生涯に思いを馳せながら、
その痛みをいったいどんなフィルターで濾過したのか、
選び抜かれた純度の高い音だけが、そこに表現されている。

そして、それを、いかにその純度を保ちながら
「音」として表現できるのか。
それは、歌い手の格闘。

う～～ん。

楽しい夜でした。

心身共に、身になりました。。。


・・・食べたしね。