YUNUBI

YUNUBI=ユヌビは、私が嫁いだこの地の方言名だ。30年余の会社経営、子育てに良くも悪くも終止符をうった。

強欲人間

2009-06-19 | Weblog
人は、強欲なものだと思うことがある。生きるために、他の動物を食う。
地球の本来の姿を変える程に、増えた人は生活するために様々な事をする。
物があふれ、金なしでは生活できない錯覚が生まれている。
自分自身を振り返る。貧しい家庭に育ったから、いつも夢をみた。手の届く夢。
本の世界で夢を広げ、当時は担任の先生でさえ知らないレオナルド、ダヴィインチに憧れた。
こんな人っているんだ!すごい!エジソン、アインシュタイン、
キュウリー婦人、野口英世、本田総一郎等誰もが知っているすごい人達。
人がもっている可能性や達成能力は、私にもと!貧しさを苦にする事無く育った。
56才、たくましき女だと自負する。
会社経営に(免責)という卒業証書を、もらってから半年近くになる。
私は、友人が困り果てているのを見かねて、誰もやらない仕事を引き受けた。
誰もやらない原因は予算だ。私が見積もっても厳しい。
だが、現実は友人には融資の支払いと事業の計画倒れが見える。
時間との戦いが始まっていた。
今にして思うと、友人がどこまで本気で悩んでいたのか、疑問だが。
私は、取合えず体は空いている。
今までの経験から、利益は見込めまいが友人の予算で引受ける事にした。
当然、社会性をなくした私が最初にした事は、友人と金融機関に出向き
融資条件を確認することから。
仕事がスタートしたが、5月の連休は大誤算だった。物の調達が止まる。
私自身は、通常2.3ヶ月かかる仕事を1ヶ月で仕上げなければ成らない
状況が思っていたより厳しいので、協力を頼んだ夫や職人に休日出勤や、
残業で作業先行をさせた。
私は、友人の為という愛情と、引受けたプライドが充実した日々になった。
夫や職人達の素晴らしい協力のおかげで、5月末には見事に仕事が完了。
が、友人はおかしい?友人の性格を熟知している私は、今さらの様に性格を
認識するはめになった。
私が仕事を引受けた条件であった支払いを、最後に渋った。
1ヶ月間、頑張ってくれた職人への支払いである。
私は、友人を一括した。「許さない!」鬼のごとくである。
心底の怒りである。遠慮する気も理由もない。
友人が、あわてて銀行へ走って、その日まちくたびれた職人の支払いをした。
都会で長く生活した友人が、「金ありき」なのは感じていた。
が、他人に感謝の意を見せることのない友人に強欲さを見た。
新規モニター登録
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ECOで地球を救う

<script type="text/javascript" src="http://eco-ap.jp/scripts/blogparts.js"></script>