子供達と岡山で別れ、広島に向かう。目的地の植物店『叢』は、植物好きな私にと、嫁が贈ってくれた雑誌CASAに紹介された店。店内の存在感のあるアートな植物の写真に驚いた。私は、以前から植物の世話を始めると時間を忘れて没頭することが多かったが、身体を健康に保つ為にもと、出かけて植物店を覗く楽しみを作った。今回の旅は、その延長線にある。昨日迄、広島の大手デパートで『叢』が出店イベントを行っている。休店かも知れないと新幹線の車中から電話を入れたら、19時迄だとの返事が嬉しかった。駅を出て、マップを頼りに歩く〜15分位歩いたが目印の建物が見えて来ない、時間は17時を過ぎようとして焦る。タクシーを止めスマートフォンのマップを見せて聞くがよくわからないと言うので乗らない。人通りは少ないが、店先に出て来た床屋さんに聞き、大通りカーブの向こうにやっと目印の建物が見つけた。路地を少し入った所に、ガラス張りの店舗、嬉しくてディスプレイのサボテンをしばらく眺めた。本で見た通りの、存在感ある植物達が、居座っていた。色や形が鉢とも相まって不思議な生命感、本物見たさに来た甲斐があった。少し話せた店主は、シャイだが意思的な感じ、この逞しい生命感溢れるアートな植物を造る人なのだと、どこか納得。サボテンの絵葉書でアートな名残りを楽しみにホテルに向かった。

叢の店内ディスプレイと写真絵葉書を自宅の棚に
2日目、広電に乗って原爆ドームと宮島に行こうと決めていた。原爆ドームで、印象的な語り部に出会う。ステンドグラス作家の彼は、被爆前と被爆後のドーム作品を前に、悲惨だった被爆体験を話された。私は心に刻む、二度とあってはならない戦争と。広電は、宮島行きの港が終点だ。港で一休み、 焼き牡蠣とコーヒーだ。牡蠣がものすごく美味しい!ただ焼いただけなのに新鮮さなのだろう。昨日から、牡蠣お好み焼き、牡蠣弁当と牡蠣三昧で食べる幸せも味わっている。宮島に船で渡ってしばらく歩いていると、鳥居の向こうの山側から、夕日が差してきた。鳥居の周りに旅人達が集う。カメラマンが大勢!!真剣な表情で,満ち始めた海に映る夕陽の鳥居を見逃すまいと。私も、夕陽とともにゆらぐ鳥居の美しい姿を、海の影に消えるまでボンヤリと眺めた。帰り道、広島の夜の佇まいを、これ又ボンヤリと遠回りしてホテルに帰った。


叢の店内ディスプレイと写真絵葉書を自宅の棚に
2日目、広電に乗って原爆ドームと宮島に行こうと決めていた。原爆ドームで、印象的な語り部に出会う。ステンドグラス作家の彼は、被爆前と被爆後のドーム作品を前に、悲惨だった被爆体験を話された。私は心に刻む、二度とあってはならない戦争と。広電は、宮島行きの港が終点だ。港で一休み、 焼き牡蠣とコーヒーだ。牡蠣がものすごく美味しい!ただ焼いただけなのに新鮮さなのだろう。昨日から、牡蠣お好み焼き、牡蠣弁当と牡蠣三昧で食べる幸せも味わっている。宮島に船で渡ってしばらく歩いていると、鳥居の向こうの山側から、夕日が差してきた。鳥居の周りに旅人達が集う。カメラマンが大勢!!真剣な表情で,満ち始めた海に映る夕陽の鳥居を見逃すまいと。私も、夕陽とともにゆらぐ鳥居の美しい姿を、海の影に消えるまでボンヤリと眺めた。帰り道、広島の夜の佇まいを、これ又ボンヤリと遠回りしてホテルに帰った。
