涙

涙を


止めないでください


うれしいときにも


かなしいときにも


自然とあふれてくるその涙を


止めないでください


たいせつな


役割があるのです


うれしいときは


うれしさをさらに高めて


そのしあわせをもたらしてくれた


まわりの人たちへの感謝を思い起こさせてくれ


かなしいときは


かなしくくるしいきもちを開放して


こころを落ち着かせ


明日へすすむちからをもたらす


感情は


うれしいこともかなしいことも


こころの中に閉じ込めてしまうと


いつかこころのコップがいっぱいになってあふれ出し


人生を迷わせてしまう


だから


感情を開放することは


とてもたいせつで


涙はそれを


たすけている


そしてその涙は


とても美しいことに


あなたはいつか


気づくはず



あふれ出る涙を


どうか止めないで


あすへ向かう一歩を


あなたらしさを


ささえるちから、なのだから