ここ数年時々話題になってる
魚がプラスチックごみを食べてしまう問題
これはかなり深刻な状況のようで
タイで衰弱したゴンドウクジラが発見され、その後死んでしまったけど
解剖した結果、胃に80枚ものプラスチックごみ(レジ袋など)が見つかり
これが消化できなかったために餌が食べられなくなり
餓死したのだそう
じゃあなんでそんなものを食べたかというと
例えば深海にすむハクジラ類は
頭の上の方にある発声唇とメロン体を使って音を発し
それが暗闇の中で物体にぶつかって跳ね返ってきたもの(エコー)を
下あごの脂肪でとらえて内耳に伝えることで
何百メートルも離れた獲物の位置を正確に測ることができる
で
クジラの大好物のイカとプラスチックごみ9種類に
それぞれクジラの発する周波数の音波を当ててみたところ
プラスチックごみはイカと同等以上の強いエコーが返ってくることが分かったそう
だから
クジラはプラスチックごみをイカと間違えて食べているそうで
しかもクジラはかむことはせず
食べ物は海水とともに胃へと送られてしまうので
簡単に吐き出すこともできない
そしてそれが積み重なって
胃の中はプラスチックごみばかりになり
消化されないから胃は膨れて、それ以上食べることができなくなり
餓死してしまう、ということだそう
なんでそんなにプラスチックごみがあるんだろうと思うけど
わたしたちは国内外に遊びに行って
その時川や海でペットボトルやちょっとした食べ物を
レジ袋に入れてるってこと、結構ありますよね
で、その時
そのゴミはどうなってますか?
こっそりそこにおいて来たり、うっかり置き忘れたってこともあるだろうし
風で飛ばされて、ってこともあるでしょう
それが川や海に入ると
それは拾う人がいなければ長いことずっと水の中にいて
餌だと思った魚に飲み込まれていく
そういうことなんだと思うんです
だから
世界中の人がこれを知って
一人一人が気をつけて、ゴミを必ず持ち帰るようにしなければ
プラスチックごみで犠牲になる魚は
これからもどんどん出てくるはず
たかが1枚
でもその1枚が積み重なって、多くの魚が死んでいる
そういうことを
みんなが考えて、気をつけて行かなければならないと思います
わたしも本当に気をつけようと
心から思いました
遊びに来てくださって、ありがとうございました