⑦パパの「頭の中は575」

元は「子育て日記」だったが、子供達も全員大人になっており、最近「俳句」の記事が増えたのでタイトルを変更しました。

2日間、臨時休業にしました

2017-01-26 18:41:25 | 家族
先週の土曜日のブログで「そう遠くない将来、必ず訪れる葬儀がある」と書いたの
ですが

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書いて4日後、25日の早朝5時半にママの携帯電話が鳴った。通勤の準備をして
いた次男を休ませ、娘も大学を休み、長男だけは急には休めないので出勤したが、
私達夫婦と子供2人の4人で西条の施設に向かった。

途中、瀬野川あたりで又、ママの携帯電話が鳴り、「先生、本当ありがとうございま
した」と返事をしているので、事態を察した次男が、車内で号泣し始めた。

次男は、ママが里帰り出産をした兵庫県で未熟児で生まれ、長く入院していたこと
もあり、広島に帰って来るのに時間がかかった。その間毎日見舞に行き、退院後も
暫くはママの実家で育ったので、義父と義母に非常になついていた。

昔は、夏休みや冬休みの長期の休みには1週間程度家族で里帰りしていたのだが
必ず3階の爺ちゃんの部屋で一緒に寝ていた次男。先週の日曜日も夜勤明けで疲
れて眠かったはずだが「いま爺ちゃんに会っておかないと、絶対に後悔するから」と
施設についてきて、手を握って「爺ちゃん、良だよ、分かる?」と話しかけていた。

9年前、糖尿病の義母の通院のための運転中、脳梗塞を発症、電柱に激突した義
父。糖尿病で手が震え、おさんどんが出来なくなった義母に代り炊事をしていたが
流石に脳梗塞後、認知症もひどくなった義父に家事をさせるわけにはいかず、事情
があって面倒を看られないという義弟に代って、我が家で義両親を引き取ったのだ
が、足腰がしっかりしていて、ボケているので何をしでかすか分からず、申し訳ない
が、義父には騙して施設に入ってもらった。

施設でも、最初のうちは脱走を何度も試みたり、面会に行っても怒鳴りだしたり、色
々あったが、ここ2~3年は本当に穏やかな爺ちゃんになっていた。8年前には甲状
癌が見つかったが、年齢と甲状腺癌の進行の遅さを考えて手術は断った。その後も
不整脈でペースメーカーを埋めようと言われた時も、胃癌が見つかった時も、高齢な
ので、手術のリスクの方が高いと判断して、断った。もちろんこの結論を出すのに長
男の意見は大きかった。

全ての判断は正しかったと思う。主治医の先生も「死因は老衰です。癌の転移や不
整脈が原因の死亡ではありません」と言われ、ママや長男はほっとしたと思う。最終
局面でも、胃瘻を断ったが「まったく苦しまず、息を引き取られました」と、言われた顔
は、とても良い笑顔だった。

広島に来てすぐに施設に入ったので、親戚はもちろん友人もいない広島で亡くなった
ことと、広島には真言宗のお寺が少ないこともあり、本当に簡単なお別れの儀式にし
ました。お骨は義弟が持ち帰り、兵庫の菩提寺さんでもう1度葬儀を行い、先祖代々
の墓に入ってもらうことになります。

今日は長男も仕事を休ませていただき、兵庫から来た義弟とその嫁、長男Y君も仕
事を休み、義母も車椅子で、全員参加し「爺ちゃん、やっと兵庫に帰れるね」と見送り
ました。

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2日間、フィリップもペットホテルに泊まってもらった。そういえば爺ちゃんは犬好きだ
ったが、1度もフィリップに会わせてあげていなかった。
コメント (6)
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