岡山後楽園 鶴鳴館の能舞台・栄唱の間に狂言を見に行きました。
鶴鳴館【かくめいかん】
江戸時代から伝わっていた建物は戦災で焼失し、
その後昭和24年、山口県岩国市の吉川邸を移築したもの
鶴鳴館から見る園内
栄唱の間(えいしょうのま)
能舞台正面にあり、能の見所(けんしょ)となっている。
栄唱の間から
白い蓮「一天四海」が咲く花葉の池
岡山後楽園の能舞台および狂言ついての解説
演目の紹介・解説
狂言観賞・演目は蝸牛(かぎゅう)🐌
出演
島田洋海(山伏) 井口竜也(太郎冠者) 田賀屋はやお(主人)
【あらすじ】太郎冠者は主人から長寿の薬になるという 「蝸牛」を
とってくるよう命じられます
「蝸牛(カタツムリ)」がどんなものかわからないまま、
大和の葛城山の薮に来た太郎冠者。主人から特徴は聞いていました。
「藪にいて、頭が黒い。腰に貝を付けている。角を出す。」
竹やぶで寝ていた山伏を蝸牛と思い込みます。
カタツムリになりすました山伏は、「でんでんむしむし」と囃しながら、
次第に太郎冠者と主人を巻き込んでいきます。
囃子詞の意味は、「雨も風も吹かないのに、出ないと殻を打ち割るぞ」
「でんでんむしむし」というはやし言葉が、何度も繰返される
楽しい心から笑える作品でした。