昨今、見つけたのですが
やってくれました。BS12!
特攻野郎Aチームですよ。
昭和のクリエーターの皆がリスペクトする、はっちゃけアメリカの爽快ドラマです。
この局は、他民放局が「ある理由」で放送できない内容を、ちょくちょく放送してくれる放送局です。
がんばれーBS12。
そして、こう局の先駆けであるBS11も。
さて、特攻野郎Aチームですが、なにが面白いか?
それは、主人公がやる行動が明確な点。
かなり強引な所や「そんなバカな」と思う点は多々ありますが、それを凌駕する爽快なシナリオ。
これが魅力。
もう、細かいところなんてどうでもいいんです。
日本ドラマでは、わたしが子供時に見ていた(刺激的ですが・・)
「ザ・ハングマン」とかが似たようなテイストでしたかね・・・違うか。
私が、テレビ、映画、アニメ、小説を嗜む時に心掛けているところは
「共感しないこと」「感情移入しないこと」
です。
特攻野郎Aチームなんかは、各キャラクターの特徴がバラバラなので、共感・感情移入をするとシナリオそのものが見えなくなります。
「あそこが変」「ここが変」というところばかり見てしまい
「この物語は、何を目的にしているのか?」
が見えなくなってしまいます。
昨今の日本ドラマは、キャラクターに共感・感情移入してほしいように作られているような気がします。
そのため、シナリオがおろそかになり、話が発散し、最後には「まとまらない」という結果になっている感じます。
その結果、学園ドラマや恋愛ドラマのような、決まりきった結果や、どっちつかずの結果になっている感じがしますね。
でもね、多分ですが作りてから見ると、それでいいと思っているのかもしれません。
キャラクター(役者と言う名のタレント)を売ることを優先しているため、シナリオは二の次になっているのかな?
そういう理由から、演技のできない役者がとる、最も”あんちょく”で単純な演技「怒鳴り芸」がメインになってしまう。
どんな物語にしても、シナリオ・・・というかプロットで、どんな世界観で、社会背景があり、何が起きて、色々ありながら、結果をどうするかがあります。
当然、シナリオやプロットを決める際には、後ろから決めていきます。
その中で、キャラクターを決め、そのキャラクター性、思い、思想、行動パターンがあります。
そして、それらが絡み合う事で、シナリオを進めていくことになります。
どのキャラクターがいなくても、シナリオは進みません。
にもかかわらず、共感・感情移入をしてしまうと、見ておかなくてはいけない部分が見えなくなってしまいます。
物語は、あくまでも俯瞰で見るべきなのです。
昭和では「漫画ばかり見ているとバカになる」と言われたものですが・・・
現代では、新聞・小説・漫画見ても理解できず、テレビ・動画をみてわかった気になるというのが実際らしいです。
良く「漫画でわかる~~」とありますが、昨今「動画でわかる~~」というのが主流ですかね。
多分、わかった気になっているだけのような気がします。
実際、動画で見た通り実践やると、簡単にはできないことがわかります。
まあ、周りを見ていると「動画の通りやってもうまくいきません。環境が悪いので私はできません」と平気で言う若者、多いですよね。
世の中そんなに単純じゃないよ。
まあ、理解力が低下している・・・いや、なくなっている。そう感じます。
そのため、共感・感情移入が必須になるんでしょうね。
・・・まあ、そうすると、重要な所を見逃すという事になります。
と言いつつ、特攻野郎Aチームは、そんなのを抜きにして「爽快」「明解」で見れる、少々ヤバイ作品です(笑
BS12さん。
できれば、エアーウルフや冒険野郎マクガイバーもお願いします。