働く人は幸せなのだろうか?
資本家の一人勝ちで、働く者が部品(駒)に成り下げられていないか。
消費の在り方はそれでいいのか?!
システムはそれでいいのか?
善い社会ではないのではないか?!
自分はこのところ、そう感じているのだ。
この映画は、ずばりそれを指摘してくれていた。
この映画の舞台は、巨大物流システム。(AMAZONのような・・・)
ラストマイル、とは、そのシステムの最終面を担う、運送業の部分を指したものだ。
しわ寄せも帳尻合わせも、ラストマイルが背負い込む。
でも、それだけではない。
そのシステムの中で働くすべての者のが、実はラストマイルの一員なのだ。
全てはカスタマーの欲するままに、
企業間ではクライアントの欲するままに、
企業間も労働者間もそれぞれ階層化して、
より下の者が抑圧される。
その人らしさや人間性など埒外(らちがい)で、生産性だけ求められる。
使っている側だと思っていたら、いつの間にか使われている。
そして、すべての者が交換可能な存在なのだ。
自分もこのところ、同様な仕事も随分としており、まさにこの映画の指摘する通りのことを感じてきた。
そして、だから今こそ働く側の団結が必要なのだと思う。
しかし、労働者こそが幾層にも分断され、資本家の思うがままに統治されてしまっている。
消費の意味を問い、仕事の意味を問い、労働の意味を問う。
そうやってシステムを変えていかなければいけないのではないか。